新型コロナウイルス感染の有無を短時間で 調べる抗原検査キットについて、 厚生労働省に企業1社から申請があり、 5月中にも
薬事承認される見通しである ことが28日、分かった。
ここでは、抗原検査とは?抗体検査・PCR検査との違いやその効果は? に迫った!
抗原検査とは?
抗原検査とは何だろうか。
PCR検査はウイルスの遺伝物質があるかどうか を探し、抗体検査は人間が持つウイルスへの 抗体を検出する。
一方、抗原検査は、感染のマーカーとして、ウイルス表面のタンパク質の断片を検出する(抗原は免疫反応を引き起こす病原体の一部である)。
抗原が検出できれば、高価な機械や訓練、労力がなくても、感染しているかどうかが数分で 診断できる。
理論的には、信頼できる抗原検査があれば、検査規模を容易に拡大でき、自宅や診療現場で 使えるようになる。
抗原検査はPCR検査と目的が似ており、いずれも新型コロナウイルス感染症の新規感染を 診断するのに適している。
これに対し、抗体検査は、その人がすでに感染して 回復したかどうかを判定するのにより適している。
抗原検査の方法は?
綿棒で鼻腔から検体を採取して溶液に加える。
その溶液に、一連の試験紙の先端を浸す。
試験紙には、コロナウイルスの抗原に結合する よう特別に設計された人工の抗体が含まれている。
試験紙に吸い上げられた溶液に抗原が含まれて いれば、試験紙の抗体に結合して視覚的に読み 取れるようになっている。
すべての処置にかかる時間は30分以下で、特別な機械も訓練も必要ない。
抗原検査の利点は?
感染判定に現在使われているPCR検査は、専用機器で4~6時間ほどかかるため、感染者の急増に検査が追い付いていない。
薬事承認は通常1年ほどかかるが、 厚労省は新型ウイルス関連の医療機器などは 審査を大幅に短縮することにしている。
抗原検査はPCR検査に比べ精度が劣るとされ るが、同省は申請されたキットの性能に問題がなければ5月中にも承認する方針だ
抗原検査はその場で結果が分かるので、経過観察のための検査を繰り返し実施するのに適している。
陰性か陽性かをすぐに知る必要がある場合、例えば患者が大量に押し寄せている病院や、患者が検査場まで行くのが困難な高齢者施設での使用が考えられる。
医療関係者が感染したかどうかを診断するのにも向いている 抗原検査は、検査数を増やすという目標を 達成するうえで強力な新しいツールになるでしょう。
検査結果をユーザーからセキュアに収集するアプリを公開する計画もある。
それらの情報から、性別や年齢、位置情報などの メタデータを作成し、新型コロナウイルス感染症 の感染拡大を追跡する疫学者や公衆衛生専門家が 利用できるようにする。
まとめ
日本はPCR検査数が少なく問題になっております。
それに代わる方法に「抗原検査」」があるのです。
新型コロナに感染している真の数を知ることは重要です。
今後の進展に期待します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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