Pocket

新型コロナウイルスは大半の感染者が

不顕性感染と呼ばれる無自覚症状だったり、 感染しても軽症で済んでしまったりしている。

と言われており、新型コロナウイルスの感染源と感染ルートは非常に見えにくく、防疫が難しい。

ここでは「不顕性感染とは?」 「他の感染症との違い」 に迫ってみました。

Contents

不顕性感染とは?

細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,感染症状を発症していない状態をいう。

一般に感染しても必ず発症するとはいえず,大部分がこの不顕性感染となる。

感染症状は抗体陽性や遅延型過敏反応などで確認される。

不顕性感染の人はしばしば保菌者(キャリア)となり,病原体を排泄し感染源となる可能性が高いので疫学上問題となる。

感染症と不顕性感染は?

🔸風疹では、感染者の約30%が不顕性感染とされている。

🔸急性灰白髄炎(ポリオ)では、正常な免疫系を持ったヒトは約90 – 95%が不顕性感染である。

🔸インフルエンザウイルスの不顕性感染者  患者の約30~50%では,発症3日以内であれば静かに呼吸した呼気中のエアロゾルにもRNAウイルスが発見されることがある。

🔸 SARSは症状が比較的はっきりしている。患者・感染者を特定しやすいうえ、発症して初めてほかの人に感染する。発症前から感染する新型コロナウイルスとは違う。

感染源と感染ルートを把握しやすい。

このため防疫がしやすく、SARSコロナウイルスは人間の世界から忽然とその姿を消したように思われている。

🔸ノロウイルスによる集団胃腸炎の発生・拡大への不顕性感染者の関与は?

 NVに汚染された食品の喫食や、介護行為や汚染施設の清掃などでおう吐物や糞便に接した時にNVに暴露されることにより、

ある程度の割合で不顕性感染が成立するものと推定された。

新型コロナ肺炎の不顕性感染は?

新型コロナウイルスは大半の感染者が不顕性感染と呼ばれる無自覚症状だったり、感染しても軽症で済んでしまったりしている。

そうした患者・感染者が知らぬ間に感染源になっている。

新型コロナウイルスの感染源と感染ルートは 非常に見えにくく、防疫が難しい。

しかし、新型コロナウイルス感染症は、WHOによれば致死率は低く、多くの人々にとって死に至る病ではない。

病原性(毒性)は弱く、患者感染者の 8割以上が軽症だ。

COVID-19はSARS、MARSより死亡率は 一桁低く、インフルエンザより一桁か二桁高い となります。

また、高齢者、合併症ある方の死亡率が高いということになります。

感染症の種類は?

感染症は感染する経路と、原因となる病原体で、先ず大まかに分けることができます。

🔸不顕性感染(ふけんせいかんせん)

細菌やウイルスなどの病原体がからだの中に侵入して増えるが、病気の症状を示すことなく、知らない間に免疫ができてしまうような 感染のしかた。

🔸顕性感染(けんせいかんせん)

細菌やウイルスなどの病原体がからだの中に侵入して増え、特有の、病気の症状を示す感染のしかた。

免疫ができて治ってしまうこともあるが、悪化して死亡することもある。

🔸日和見感染(ひよりみかんせん)

人間や動物の皮膚、粘膜(口の中や腸の表面など)の表面は、通常無害、病原性のない菌で覆(おお)われているが(正常細菌叢)、

からだの抵抗力が落ちるとこれらが悪さをしたり、また健康な時には 存在しない菌、カビに感染したりすることもある。

不顕性感染の原因・検査は?

不顕性感染の原因は、病原体の防衛機能によって身を隠していることによりおきます。

人体に病原体が感染しても、それがすぐに表に症状として表れるとは限りません。

一定期間人体に潜伏した後、具体的な感染による症状を表すこともあります。

病原体が人体の免疫システムから逃れるために、一時的に症状を起こさずに人体の中で潜伏する結果の症状です。

不顕性感染は症状が現われない為、症状から推測することはできません。

血中抗体の検査では、IgGとIgMの双方を測定すれば、感染時期の推測も可能となるので有用です。

まとめ

 

新型コロナウイルスは大半の感染者が不顕性感染であることが、拡散する大きな原因です。

対策には、「3蜜」を防ぐことが最も大切です。緊急事態の解除はさらに長引くことでしょう!

全国民が一致協力して“打ち勝ち”ましょう!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


スポンサーリンク