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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンや新しい治療薬の開発が進む一方で、

既存の薬剤の中からCOVID-19 に有効なものを見つけようとする動きも 進んでいる。

ここでは、「カレトラとは?」「効果と副作用」に迫ってみました。

カレトラとは?

ロピナビル(Lopinavir、治験番号 ABT-378、略号LPV)はHIV感染症のHAART療法に用いられるプロテアーゼ阻害薬(英語版)の一つである。

リトナビル合剤の商品名はカレトラで、2000年12月に承認された、略号はLPV/r。

(HIV: 後天性免疫不全症候群AIDS(エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす疾患)

🔸一般名:ロビナビル・リトナビル錠

🔸 製薬会社:アッヴィ

🔸 用法:1回400mg・100mg(2錠)を1日2回、経口投与。

カレトラが新型コロナに有効か?

これまで日本国内で新型コロナウイルス 感染症の症例に最も多く使用されているのは カレトラでした。

症候群やMERS(中東呼吸器症候群)に 有用かもしれない、と言われていました。

なぜ抗HIV薬が新型コロナウイルスに対して有効だと考えられるのか。

2019年末からの 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) の流行 に際し、

同じコロナウイルスであるSARSウイルス に対しても効果が期待できる可能性を示した 研究結果があることなどから、

2019新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)に対する 効果も期待されている。

カレトラの治療効果についての臨床研究の結果がNew England Journal of Medicineに掲載されました。

カレトラを飲むことによっても新型コロナ感染症の経過に差はなかったという結果です。

必然的に、新型コロナ患者にカレトラが使用される機会は減っていくことが予想されます。

カレトラの副作用は?

重大な副作用とされているものは、高血糖、 糖尿病、膵炎、出血傾向、肝機能障害、肝炎、 徐脈性不整脈、中毒性表皮壊死融解症皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)多形紅斑 である。

禁忌・原則禁忌が多数ある。

副作用も多岐にわたっており、 服用には注意を要する。

まとめ

 

カレトラは新型コロナ感染症には、効果がなかった ようです。

必然的に、新型コロナ患者にカレトラが使用される機会は減っていくことが予想されます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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