新型コロナ感染症で、「緊急事態宣言」が延長になり、 経済活動が疲弊しております。
まさに“災”です。この現象を「コロナ禍」と 表現されております。
「コロナショック」ではなく、なぜ、「コロナ禍」 なのでしょうか?
ここでは、「コロナ禍とは?」「意味や読み方」に迫ってみました。
コロナ禍とは?
『禍』は、わざわい を意味する言葉で、『か』と読みます。
なので、『コロナか』と読む。
「禍(わざわい)」は「舌禍」など、主に「人為的ミスなどにより発生した凶事」に使われるようです。
「禍(か)」という表現は新型コロナウイルス以前から存在しており、「ペスト禍 」 「コレラ禍 」など、伝染病の蔓延による 被害に使われている。
伝染病以外でも「リング禍」などの不幸な 出来事を指す用例がある。
「禍」の字は「わざわい(→禍)」「かこん(→禍根)」と入力することで変換が可能。
「コロナ渦」「コロナ過」「コロナ鍋」は誤記。新型コロナウイルスに由来する凶事に「禍」の字があてられるのは、「これ以上感染を広げない」
という 重要ポイントが、個々人の行動にかかっている…という点にあるでしょう。
また、新聞やWebページの見出しとしては文字数を抑えたい関係上「危機」ではなく「禍」が使われているのかもしれない。
「コロナ禍」の影響は?
2020年5月現在、感染防止のための自粛の影響もあり、新型コロナウイルスは
イベントの 自粛、株価の急落、消費の低下、収入の減少、 失業者の増加など、社会各方面に様々な影響を与えています。
また、時差通勤やテレワーク、商店の休業や営業時間短縮、臨時休校など、コロナ禍によって私たちの日常は大きく変わりつつあります。
なんといっても「感染者数の大きさ」と 「死者数の大きさ」です。
政府は、新型コロナの蔓延を防ぐための「新しい生活様式」 を公表しました。
以下のサイトにあります。
⇒「新しい生活様式」とは?世界の習慣が変わるか? 「3蜜」回避は集会がなくなるの?【新型コロナ用語集】
「コロナ禍」ネットの反応は?
「コロナ禍」が使われ始めたのは、3月中旬頃からと言われております。
🔸既に指摘されている方も多いようだが、「コロナ禍」と「コロナの渦中」が混淆したと思われる「コロナ渦」という表記が大量に出現中。
全くの誤りと見るべきか、新語と見るべきか。
🔸取り敢えず、コロナ禍の影響で一気に困窮し、退学を視野に入れている学生が「13人に1人」から「2割」にまで悪化しているにも関わらず、
学生支援は今から「検討」などと呑気に構えている安倍首相を見て、氷河期世代はこうやって国から見捨てられたのだなと思い 知った。
というか当時より酷いのでは。
🔸「コロナ渦」という記述、元々はコロナ禍(か)を誤記した物だとは思うのだけれど、
意味的には偶然にも「渦中」の意味を拾って何となく定着してゆくんだろうなという雰囲気。
個人的にはコロナには「禍」の部首「ネ・示(しめすへん)」にある、
人智を超えた天命天災的な意味を感じているけれど。
🔸コロナ禍の影響で多くの博物館、動物園、水族館が臨時休業をする事態となっています。
寄付やチケットの前払い、通販などでの応援の呼びかけを行っている園・館をまとめたページを作りました。
🔸コロナ禍で営業、外出の自粛で倒産や廃業で職場を失って生活が困っても自己責任、自助努力で 何の為の納税
まとめ
コロナ禍」は読めない方が多かったようです。
ともかく、死者も多く、災いの影響範囲が 広すぎます。
「禍」と呼ぶにふさわしいのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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