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欧州で、過去の統計などから予想される死者数に 対して実際の死者数がそれを上回る現象である

「超過死亡」が、新型コロナウイルス感染拡大が 本格化した3月半ば以降に深刻化している。

超過死亡は、疾病の社会的影響を単純な死者数 より正確に測れる指標とされ、欧州の状況の深刻さが改めて浮き彫りとなっている。

ここでは、「超過死亡とは?」「超過死亡率を決める要因」 に迫ってみました。

「超過死亡」とは?

世界保健機関(WHO)が提唱した概念で、超過死亡とは、インフルエンザが流行したことによって、

インフルエンザ・肺炎死亡がどの程度増加したかを示す、推定値である。

「超過死亡」の各国の状況は?

新型ウイルスの死者は、死亡リスクがもともと高い高齢者らが大部分のため、流行が全体的な死者数を例年より押し上げるかは不透明な部分があった。

しかし、例年の高齢者の死者数を考慮に入れた基準値も上回る死者が出ていることで、新型コロナの影響の大きさが示された形だ。

EUROMOMOは原因を断定していないが、「新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)と時期が一致している」 と指摘している。

新型ウイルスの被害が大きいイタリアや スペイン、フランスで超過死亡が特に多いという

イギリスの「超過死亡率」は?

イギリスで5日、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の死者がイタリアを抜いて欧州で最多となった。

この日までの死者数は2万9427人で、ドミニク・ラーブ外相は「大きな悲劇だ」と語った。

イングランド北部サウス・シールズでは、新型ウイルスによって一家の3人が亡くなるケースがあった。

イギリスではこれまでに100人以上の医療従事者が新型ウイルスの犠牲になっている。

超過死亡率とインフルエンザ

との関 及び超過死亡率を決める要因は??

超過死亡数はインフルエンザ流行の社会への影響の重要な指標であり、 予防接種政策がその減少を目標とすべき数値である。

しかし、予防接種の有効率が100%である場合の話である。

一方、 インフルエンザには有効なワクチンが開発されており、 その接種が勧奨されている。

特に、 高齢者はインフルエンザ死亡の ハイリスクグループであり、 一層の高齢化が 進展するわが国にとって、

インフルエンザ流行 の影響はさらに重大なものとなることが予想される。

また、 病院、 老人福祉施設、 デイケアセンターなど老人が集団生活を営む機会が増えることも、

高齢者の感染機会を増加させると危惧されることから、 予防接種の接種率の向上は重要な対策となる。

本邦においても、 この数年間に予防接種率が向上し、 特に高齢者で高くなっているにもかかわらず、

2002/03シーズンの超過死亡数が多かったことは一見矛盾しているように思える。

このことから超過死亡そのものの概念を批判する考えもあるが、 そうとばかりはいえない。

なぜならば、 超過死亡数を決めるのは単に 予防接種率のみならず、 ワクチン有効率、 シーズン前の国民の抗体保有状況とその抗体価、

インフルエンザのワクチン株と流行株のズレ、流行株の病原性や感染力、 流行する年齢層、社会の年齢構造や世帯構造など、

複雑な要因が絡んでいることが明らかなためである。

今後は、 こうした要因も含めたより適切な超過死亡モデルを開発することが必要となる。

(参照:http://idsc.nih.go.jp/)

まとめ

いかがでしたか?

「超過死亡率」の概念は分かりましたが、その求め方や、関連要員の複雑さがあります。

しかし、この指標をもとに、「新型コロナ感染症」の特質を理解し、対策に反映してほしいものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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