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新型コロナ感染について、 「このウィルスの感染は、主に直接伝播、エアロゾル伝播、および接触伝播によって広がる」

と述べたことで「エアロゾル伝播(感染)」という 言葉に驚いた方も多かった。

「空気感染」と同一なのでしょうか?

ここでは「エアロゾルとは?」「新型コロナの場合は?」に迫ってみました。

エアロゾルとは?

気体中に浮遊する微小な液体または固体の 粒子と周囲の気体の混合体をエアロゾル (aerosol)と言います。

エアロゾル粒子は,その生成過程の違いから 粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist), ばいじん (smoke dust) などと呼ばれ,

また気象学的には,視程や色の違いなどから, 霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog) などと呼ばれることもあります。

その上,例えば粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり,

また個数濃度についても,清浄空気の10個/cm^3程度から発生源近傍の10の6乗~10の10乗個/cm^3程度まで 7~8 桁にもわたり,

さらに最近の 超クリーンルームにおいては10の-5乗個/cm^3 程度まで要求されるようになっています。

エアロゾル感染の定義は?

実は、今回真偽が問題になっているエアロゾル感染について、世界的に統一された定義は存在しません。

日本では、感染症は 「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染(飛沫核感染)」、

「媒介物感染(水や食品、血液、虫などを媒介した感染)」という4通りの方法で広がると見なしており、エアロゾル感染は感染経路として定義されていません。

日本において、飛沫感染と飛沫核感染は、粒子径が5μm以上か、5μm未満かで区別されています。

飛沫から水分が蒸発したものを飛沫核と呼び、すぐに地面に落ちる飛沫とは異なり、空気中に長 く浮遊して吸入した人を感染させる(空気感染)と考えられています 。

つまり、空気中に存在する様々な直径の粒子が、サイズからいえばエアロゾルに該当し、飛沫も飛沫核も、エアロゾルと呼ばれることがあり、

国際的には、飛沫感染と飛沫核感染の境界となる粒子径さえも統一されていない、ということになります。

エアロゾルとコロナウィルスの関係は?

米国の研究グループは噴霧装置を使って、ウイルスを含んだ液体を粒径5μm以下 の状態とし、

空気中での生存時間を調べた。 実験の結果、噴霧してから3時間が経過 してもウイルスの生存が確認され、 同グループは新型コロナウイルスについて、

「エアロゾルの伝播がもっともらしいことを 示している。

なぜなら、ウイルスはエアロゾル中で数時間、 生存し、感染性を維持できるからだ」とした。

厚労省もせきやくしゃみが発生していない状態で感染したと疑われる事例があることは認識しており、

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が3月9日に示した3つの条件を避けるよう訴えた。3つの条件とは、

(1)換気の悪い密閉空間、

(2)人が密集、

(3)近距離での会話や発声、

を指す

まとめ

いかがでしたか?

新型コロナ感染症については、分からないことが多すぎますが、「エアロゾル」の挙動が、今後の「新しい生活」の基礎になるのです。

研究が急速に進むことを期待します。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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