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東京大学医科学研究所先進動物ゲノム 研究分野の吉見一人講師、真下知士教授らは、

国産ゲノム編集技術CRISPR-Cas3により、 サンプル中の微量なウイルスRNAを

正確に検出する手法(CONAN法)を開発し、COVID-19迅速診断法として確立しましたと、発表しました。

この画期的検査法とはいかなるものか?ここでは、「クリスパー検査とは?」 「クリスパー検査の利点は?」 に迫ってみました。

クリスパー検査とは?

一般的な試薬と試験紙、保温装置が あれば施できるため、安価で素早く だれでも簡単に診断できるPOCTに なると考えられます。

今後、野外や医療現場、空港など 様々な場所で使用できるCOVID-19 診断薬として実用化することで、

新型コロナウイルスの更なる感染 拡大や重症化の防止に大きく貢献 することが期待されます。

(POCT:Point Of Care Testingde, 医療現場のリアルタイム検査で、 すべての臨床検査の事。)

クリスパー(CRISPER)検査法は?

その方法は、

① サンプル採取→試験管で“新型コロナ”の遺伝子増幅(約10分)

② “新型コロナ”の遺伝子と他の遺伝子 の断片とハサミ(クリスパー・キャス:試薬)を混ぜる(約10分)

③ 切断された遺伝子の断片に試験紙が反応することによって、“検出” されたと表示される。(約2分)(東京大学医学研究所:真下知士教授)

現在感染しているかどうかを市レベル方法で、鼻から検体を採取します。

PCR検査と同等の高い感度があります。

・“新型コロナ“感染者10人を検査し、90%合致した。

・感染していない人21人を検査し、95,3%合致した。

・検査時間は最短40分

・精密機器は不要(使用機材は、試薬・試験紙・保温装置だけ)  屋外、空港などでも可能

・大量検査も可能 ・国の承認が必要・・USAはFDA承認がある。

クリスパー検査の利点は?

1) 患者由来サンプルから最短40分 以内に検出することができます。

2) 一般的な試薬、試験紙と保温装置 だけで検出できるため、野外や医療現場、空港などのPOCT検査薬として、 迅速かつ低コストで簡単に診断できます。

3) 数十個のわずかなウイルスRNAでも高感度かつ高精度に検出することが できます。

4) CRISPR-Cas3は1塩基の違いも 検出できるため、薬剤耐性や重症化 を導く変異がウイルスに生じた際にも 即座に検出法を確立することが できます。

5) どのようなDNA配列にも対応することができるため、新型コロナウイルス以外の様々な感染症の遺伝子診断法として利用することができます。

すなわち、PCR検査法の感度、 正確度という利点と、抗原検査法の迅速、 簡便、安価という利点を併せ持った 新しいCOVID-19診断法といえます。

まとめ

いかがでしたか?

「クリスパー検査法は、早ければ、冬場の第2波、第3波の流行期までに、遅くても、来年のオリンピックまでに、 水際対策として実用化したい」

と開発者・真下教授は述べております。

大いに期待されるところであります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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