Pocket

 病気があれば100%陽性,なければ100%陰性 となるような検査が理想ですが,現在⾏われて いる臨床検査にはこのような検査はほとんどなく、

病気があっても陰性になったり,病気がなくても陽性になったりすることがあります。

ここでは「偽陰性とは?」「偽陰性の確率は?」に迫ってみました。

 

偽陰性とは?

例えばある感染症を診断するための検査を⾏うと 感染しているのに検査が陰性になる偽りの陰性 (偽陰性)や

感染していないのに検査が陽性に なる偽りの陽性(偽陽性)の結果になる⼈がいます。

このことを“偽陰性”“偽陽性”と言います。

「偽陰性」「擬陽性」の原因は?

🔸感染症では病気の特性に影響され感染後の時期によってウイルスなどの検出対象物が少なかったり,

もともと検査が微量の病原体を検出できなかったりすると偽陰性 の原因となります。

🔸⼀⽅,検査が⽬的の病原体以外の物質と反応すると偽陽性の原因となります。

🔸また,検体の採取が不⼗分であったり,検体の取扱いに不備があったりしても偽陰性 ,偽陽性の原因となります。

🔸検査が正しく⾏われなかった場合にも偽陽性・偽陰性が起こります。

検査の“感度”“特異度”とは?

病気がある群での検査の陽性率(真陽性率)を 検査の感度, 病気が無い群での検査の陰性率(真陰性率)を 特異度と呼びます。

感度が⾮常に⾼い検査は疾患を⾒逃すことはまれです。

このため陰性結果で病気を否定するために優れた 検査と⾔えます。

感度があまり⾼くない検査では,検査結果が陰性でも⼀定の割合で⾒逃しが⽣じることに注意が必要で,

臨床的に⽬的とする病気の可能性が⾼いと考えられれば,検査を繰り返し ⾏ったり,他の検査を併⽤したりして対応します。

⼀⽅,特異度が⾮常に⾼い検査は偽陽性がまれなので,結果が陽性であれば⽬的とする病気であると診断するのに適した検査といえます。

まとめ

いかがでしたか?

現在、深刻な感染症の流⾏に伴い、臨床検査の使い⽅について議論が⾼まっています。

「感染すれば100%陽性、感染していなければ 100%陰性」という検査は、今のところ残念ながら 存在しません。

この事実をもとに、対策を考えることが重要と 思われます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


スポンサーリンク