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交差免疫が新型コロナウイルスに起こりうる という報告が出ました。

交差免疫、または交差反応と言います。

これは免疫能の中でとても優れた機能の一つとされています。

ここでは、「交差免疫とは?」 「交差免疫と新型コロナとの関係は?」に迫ってみました。

交差免疫とは?

交差免疫とは、類似性の高い抗原に対し、免疫を示すことを交叉免疫という。

交叉免疫性とは、あるワクチンによって誘導された免疫が、異なる株に対しても免疫性を示すこと。

これまで一度も新型コロナウイルスに感染したことのない人が新型コロナウイルスに対して 反応して抑え込めるかもしれないということです。

言い換えますと、新型コロナウイルスのPCR検査でも抗体検査でも陰性の人が新型コロナウイルスに対して免疫反応起こす かもしれないということです 。

 🔸米ラホイヤ免疫研究所などが新型ウイルスの 流行前から米国で採取・保存されていた血液を 調べた研究では、約半数から新型を認識する免疫細胞が検出できたという。

似たウイルスで交差免疫が起きた可能性を示す成果だ。

🔸東京大の児玉龍彦名誉教授らが新型コロナ ウイルスの軽症患者の血液を調べると、

まったく新しい病原体に感染した時に 初期にできる抗体が、増えにくいことが わかった。

この抗体は、国立感染症研究所が発症から 9~12日たった患者21人を対象にした 調査でも、1人しか陽性にならなかった。

過去に別の似たウイルスに感染して免疫が つき、新型を初めてのウイルスと認識 しなかった可能性がある。

 

「交差免疫」「交差反応」「交差抗体」

「交差防御能」 「cross ‐protection」

と呼ばれ、「交差」は「交叉」とも表記されます。

BCG接種?交差免疫?日本のコロナ死者なぜ少ない?

新型コロナウイルス感染症が世界に広がる中、 日本を含むアジア地域(中東を除く)の人口 当たり死者数は欧米に比べ非常に少なく、 驚きを持って受け止められている。

世界中の研究者が原因を注目しているが、生活習慣や文化、医療体制の差だけでは最大100倍の差は説明しにくく、

獲得した免疫の強さなど、根本的な違いが あるという見方が強くなっている。

人口100万人当たりの死者数は、800人を超すベルギーを筆頭に欧米の先進国が上位に並び、中南米も100人を超す。

一方、日本の7・7人などアジアは10人 以下が多い。5月28日付の米紙ワシントン・ポストはこの現象を「新型コロナのミステリーの一つ」 と紹介。

特に世界有数の高齢社会で、検査数が少なく、外出自粛という欧米に比べて緩やかな対策で死者数を抑え込んだ日本に「世界の研究者が困惑している」と伝えた。

この原因は、BCG説、生活習慣の差説、人種の違い説、などでは説明できないところに、「交差免疫説」が新しく出てきたのです。

風邪ウイルスとの関係は?

一般的な風邪を引き起こす従来のヒトコロナ ウイルス(HKU1、OC43、NL63、229E)と 新型コロナウイルスの間で、

必須ウイルス成分の ゲノム配列を比較した結果、極めて近い同一性が 確認できたという報告です。

つまり、一般的なヒトコロナウイルスによる 抗体を持っていると新型コロナウイルスの 「交差抗体」として「交差免疫」が働くと考えられるのです。

昨年末辺りから、日本ではちょっと立ちの悪い風邪が流行っていたけど、もしかして弱毒型の新型コロナウイルスだったのでは?

だから、日本にはあるていど集団免疫ができているのでは? 

という憶測が一部SNSで広まっていますが、別に弱毒型の新型コロナウイルスではなくても、

従来のヒトコロナウイルスの風邪だったとしても集団免疫ができているのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

アジア地域での新型コロナによる死亡率が、極端に低い現象の解明に役立つかもしれません。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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