新型コロナウィルスや台風などの疫病・災害、 AIの急速な進化など、社会の変化を予測しづらい 昨今、もはや将来がどう変化していくかは、 全く予測できません。
こういった状況を指す言葉として「VUCA」という キーワードが存在します。
ここでは、「VUCAとは?」「VUCAとコロナは?」「VUCAとOODAは?」 に迫ってみました。
Contents
VUCAとは?
社会やビジネスにおいて将来の予測が困難になっている状態を示す造語です。
VUCA(ブカ、ブーカ)はビジネス用語。
Volatility(変動性)、
Uncertainty(不確実性)、
Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字を並べたアクロニム。
1990年代後半にアメリカ合衆国で軍事用語として発生したが、2010年代になってビジネスの業界でも使われるようになった。
「今はVUCAの世界になった」というような 文脈で使われることも多い。
VUCAとコロナは?
数年前から「VUCA」という言葉が様々な記事でみかけるようになった。
2020年はまさに「VUCA」の時代といってもよいのではないか。
1月は中東情勢に注目が集まったが、2月以降世界は新型コロナウイルスの影響を注視している。
新型コロナ感染症にも見られるように、政治・社会・経済の不確実性が高く正解が分からないVUCA時代と言われる昨今。
新型コロナウイルス感染拡大を予測できた人が どれだけいただろうか。
VUCAの時代で世界はどうなっていくのか。各自がシナリオを描き、そのシナリオの中で自分はどうありたいのか。
私たちは思考を重ねる必要がある。新型コロナウイルス感染に翻弄される今日の 状況にも的確に当てはまる。
VUCA時代にはワンマン型のリーダーより、多様な人々を巻き込み後方から羊飼いのように 道筋を誘導するリーダーシップが有効と されている。
どんなに経験豊富なリーダーでさえ、未曽有の 公衆衛生面の変革が訪れる。
コロナ・ショックは、ビジネス社会における「プロの時代」の幕開けになる。
滅私奉公的なサラリーマンは淘汰され、高度専門性と市場性を兼ね備えた「プロ」が活躍する時代へと突入する。
競争は厳しくなるが、「個」の活性化なしに、この国の再生はありえない。
VUCAとOODAは?
VUCAに対処するためには、普段の状況に対処するPDCAは使えません。
Observe(観察)、
Orient(状況把握)、
Decide(意思決定)、
Act(行動)
の頭文字を 集めた「OODA(ウーダ)」ループが使われます。
観察(Observe)がPDCAと最も違う点です。未知の状況に対して、起きていることを把握 することが最重要になります。
状況把握(Orient)は、観察の後に状況把握の 様に考えてしまいがちですが、むしろ仮説による 状況把握によって観察視点を持つことの方が 自然な流れと言えます。
そして、意思決定(Decide)→行動(Act)OODAもPDCAと同じように、ループ状に繰り返すことで、
状況を少しづつ改善する手 法としてステップバイステップで実行する こともできますが、
PDCAが手順なのに対して OODAはむしろ独立した視点と考えた方が しっくりきます
まとめ
新型コロナ感染症は、「分からないことが多すぎ」 ましたよね!
まさに、VUCAそのものです。最近の様々な現象で、確認済みなので、新型コロナに対しても十分対応していく ものと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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