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アトピー性皮膚炎は、家族が大丈夫でもあなたには合わないことはあります。

また、今まで大丈夫だったのにある日から突然、合わなくなることもあります。

食物アレルギーは理解されているのに、日用品は意外とスルーされている場合があります。

ここでは、「アトピー性皮膚炎の方の石鹸の選び方は?」「無添加せっけんとは?」「石鹸」と「合成洗剤」の違いは?

に迫ってみました。

Contents

アトピー性皮膚炎の方の石鹸の選び方は?

アトピーの人は石鹸を選ぶ際に界面活性剤が入っていないものを選ぶ必要があります。

界面活性剤というのは、水と油を混ぜる成分で油などで汚れても水で洗えるような成分です。

今世の中の色々なものに、この界面活性剤は入っているのですが、界面活性剤は、実は 肌にはダメージを与えています。

特にアトピー肌の人の場合には、普通の肌質の人以上に気を配らなくてはいけないのです。

界面活性剤というのは、体の中のたんぱく質を破壊してしまいます。

タンパク質を破壊するような、物を使って、顔を洗ったり、歯を磨いたり、髪の毛を洗ったりしていることになりますね。

他にも合成界面活性剤というのはアトピーを引き起こすだけでなく、内臓疾患の原因にもなっていると言われていますので、

石鹸の中にほとんどの場合含まれている界面活性剤は、アトピー肌の人にも一般の人にも害になっていることは間違いありません。

アトピーの人は、必ず石鹸を選ぶ際には、合成界面活性剤などが入っていないかどうか確認して選ぶといいですね。

無添加せっけんとは?

無添加の石鹸というのが今は販売されて いますが、無添加といっても何が添加されて いないのか、その点をよく確かめた上で、 購入するようにしましょう。

無添加石鹸は添加物を含まない石鹸のことですが、無添加という表示だけで選んではいけません。

完全無添加の純石鹸もありますが、界面活性剤や合成成分を含まない一部無添加のものもあります。

石鹸の成分をよく見て、アトピーの人でも安心して使える石鹸選びが大切ですが、最近は、アトピー肌用の石鹸も多く販売されています。

少し価格は普通の石鹸に比べると高めに設定されていますが、無添加などで肌に優しい石鹸です。

「石鹸」と「合成洗剤」の違いは?

🔸「石けん」は、天然油脂もしくは脂肪酸から作られます。

天然油脂(もしくは天然油脂が元の脂肪酸)を原料に、「ケン化法」もしくは「中和法」という 製法で作られます。

天然油脂などの原料を苛性ソーダ・苛性カリと 反応させることにより、石けんが出来上がります。

🔸合成洗剤は石油や天然油脂から作られます。

合成洗剤はその製造工程から、大規模な製造施設が必要です。

まず石油から

 ・アルキルベンゼン

 ・アルファオレフィン

 ・高級アルコール

といった合成界面活性剤原料を作ります。

それに硫酸化(スルホン化)や中和といった複雑な化学合成を経て合成界面活性剤を作り 出します。

さらにビルダー(助剤)などを添加し、合成洗剤を製造しています。

最近では「植物由来」といったふれこみで、天然油脂を原料にした合成洗剤も存在しますが、

石油由来の合成洗剤と同様に複雑な化学合成を繰り返し、最終的には自然界には存在しない合成界面活性剤を成分としています。

まとめ

 

石鹸と言ってもいろいろな物質が含んでいることもあります。

良く成分表を吟味し、肌に優しい洗剤を選ぶように しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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