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~旅といえば、遠くに行きたい?

いえいえ、近場の温泉旅館で、 新たな旅気分はいかがでしょうか?

~ コロナ禍で「新しい余暇の利用方法」 の提言がなされました。

8月20日「カンブリア宮殿」で星野佳路社長により「マイクロツーリズム」 が紹介されました。

ここでは、「マイクロツリズムとは?」 「コロナ禍での「マイクロツーリズム」の利点は?」

に迫ってみました。

Contents

マイクロツーリズムとは?

マイクロツーリズムとは、自宅から1時間の移動圏内の「地元」で観光する近距離旅行の形態のこと。

特に、公共交通機関の利用を避けた自家用車による移動を中心とし、地域の魅力の再発見と 地域経済への貢献を念頭に置いた旅行形態である。

日帰り観光に限らず短期間の滞在型旅行を含み、密集、密接、密室のいわゆる「三密」を避けることをやや意識したものである。

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により、訪日外国人旅行者のインバウンド消費が 大きく減少した日本の観光産業を回復させる 手段として、

星野リゾート代表の星野佳路氏が 提唱した。

以前からスモールツーリズムなど同様の視点 での取り組みはあったが、

新型コロナウイルス 感染症の流行以降の需要の喚起として改めて 提案されたという背景がある。

海外でも、地元住民向けの近距離旅行の需要喚起など類似の動きが見られる。

星野リゾートの提唱する「マイクロツーリズム」とは

マイクロツーリズムとは3密を避けて地元のヒトが近場で過ごすスタイルのことを意味します。

自宅から15分〜1時間程の距離で、県境をまたぐ移動ではなく、地元で安心、安全に楽しく 地元・地域で過ごすスタイルということです。

これまで旅行観光産業は都市圏、訪日外国人を狙った外からのお金でビジネスをしていましたが、これから県内の内需換気がポイントになるということです。

また、訪日外国人の観光需要はすぐには元通り には行かない事も予測され、ビジネススタイルの 変化に対応することが求めれています。

特定の大手ポータルサイト

(例:じゃらんnet、楽天トラベル、一休.com)で検索して旅先を選ぶというよりも、自然検索、 SNSのタイムラインから友達経由で知って 旅先を選ぶ、

欲しい商品経由で旅先を選ぶ などの行動変化が生まれる可能性があります。少人数、短期、近距離、アウトドア、キャンピング、ハイキング、旅の思い出を通販(食品、体験チケット)、

部屋食、露天風呂、離れ、貸し切り風呂、個食室、コテージ、予約、現金以外の決済方法、入館状況、入場規制リアルタイム情報、消毒、

ソーシャルディスタンスポリシー等の3密を防ぐ、安全に安心して体験できる事を訴求する事が必要です。

コロナ禍での「マイクロツーリズム」の利点は?

2020年春に世界各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、国際的な移動制限とともに、

国内においても県をまたぐ移動の自粛が求められた結果、日本の観光産業は大打撃を受けた。

コロナ禍が2年程度の長期で続くと予測 される中で、観光産業が生き残っていくための方法の1つとして、

星野リゾート代表の星野佳路がマイクロツーリズムへの注力を提唱した。

 

利点を列挙すると

1. 旅行、短時間移動の旅行から回復してくる。

2. 日本全国各地で一定量の市場規模が存在している。

3. 他地域へのコロナウイルス拡散につながりにくい。

4. 大都市圏での感染拡大期においても、感染が 抑制されている地域では需要を安定的に維持 できる可能性があり、国内観光産業への ダメージを軽減できる。

まとめ

 

Withコロナ期における提言としてかなり有効な 方法です。

1970年代以前は、日本の温泉地や観光地の市場の大半はマイクロツーリズムであったとされている。

その後、高速道路、新幹線、そして格安航空便の充実にともない、遠距離への観光が手軽になり、マイクロツーリズム市場の規模は縮小に転じてきた。

高度成長とともに余暇利用の基準が膨潤して いったのです。

「新しい生活様式」と同時に 「新しい(?)余暇利用方式」

を考える 時期に来ているのです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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