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今週から一部の自治体で新型コロナ ウイルス感染者管理システムである

HER-SYS [Health Center Real-timeInformation-sharing System、ハーシス] の運用がスタートしました。

 

ここでは、「HER-SYSとは?」「意義・特徴と問題点」 に迫ってみました。

HER-SYSとは?

HER-SYS (ハーシス)とは、厚労省が 開発した「新型コロナウイルス感染者等 情報把握・管理支援システム」であり、

2020年5月17日から一部の保健所で 実証実験が行われていました。

医療のデジタル化を進めることで、 逼迫する現場の事務負担を軽減する 試みとして現在、注目を浴びています。

現在のところ、新型コロナウイルス 感染症について、医療機関から保健所 への報告、各保健所から自治体への 報告はFAXで行われています。

これまでデジタル化が進んでこなかった弊害として、

🔸「報告に時間がかかり、新規感染者数の 迅速な公表が行われていないこと」、

🔸「集計ミスのリスクが高いこと」が指摘されてきました。

実際に東京都において、各保健所から届く感染者情報を集約する作業を巡り、

2020年5月11日には陽性者111人の 報告漏れと35人の重複が、5月21日 には58件の漏れと11件の重複や誤りが あったと公表されています。

HER-SYSの特徴は?

🔸新型コロナ感染者の発生届は、医師、看護師や保健所職員が紙の書類を 手書きで記入し、

FAXで送ることで 報告していましたが、HER-SYS (ハーシス) を活用することで、オンラインで 入力すれば済むようになるとされています。

医療現場における事務的負担が減るだけでなく、感染者数の登録漏れや重複集計も解決されるとされています。

🔸 HER-SYS (ハーシス)では軽症者や濃厚接触者を含めた全ての患者について、1人ごとに検査結果や症状の経過を継続的に記録し、

医療関係者で共有する機能があります。

人工呼吸器、ECMO(体外式膜型人工肺)の使用状況やレムデシビルなどの新薬の使用の有無なども集計して管理することを目的としています。

そのため、軽症者のフォローや重症化した場合の入院先の調整など、医療の 連携体制の強化にも役立つとされています。

🔸厚労省は全ての新型コロナ関係医療機関に HER-SYSを行き渡らせ、感染者数や検査数、

陽性率などの集計を全国と都道府県別ともに 新システムに移行させる方針であるとされています。

HER-SYSの今後の課題は?

日々、真摯に診療を続けている医療現場から見えてくる、HER-SYS (ハーシス)導入における課題はなんでしょうか?

🔸日々増え続ける新たな患者さんの対応で追われる医療現場の中で、長年の間、すべてFAXで行ってきたオペレーションについて、

一気にデジタル化を進める作業は、 想像以上に大変なことです。

🔸更にHER-SYS (ハーシス)では、入力すべき項目も細部に渡るため、その運用には人員と労力の確保が必要不可欠でしょう。

🔸また、厚労省は全ての関係機関にHER-SYS (ハーシス)の利用を促していく、としていますが、

現状として様々な医療機関が PCR検査を含む新型コロナウイルス感染症の 検査を行っています。

具体的には、クリニックフォア のような発熱外来を有する病院やクリニック、全国の 保健所地域外来・検査センターなどがその 多くを占めます。 

🔸しかし、新型コロナウイルスの自費検査だけを 行う医療機関もあり、そのような医療機関の 検査で陽性と診断された場合に、

保健所への 報告が適切に行われていないケースもあることが 問題となっています。

🔸コロナPCR検査で陽性と診断された患者さんを 一元的に管理するためには、オペレーションまで 含めたルール作りが必要です。

🔸必要なデータを迅速に収集することで、科学的な根拠にもとづく計画を策定していくために、

保健所を含めた行政と医療現場が上手く連携して、 短期的・長期的な視野を共有しつつ、

新型コロナウイルス感染症に取り組んでいくことが大切であると考えられます。

まとめ

いかがでしたか?

大変複雑で、すべての医療機関のデーターを網羅することは、 かなりの時間が必要かもしれません?

なんとしてでも、新型コロナ感染症の実際の姿が見えないのでは、 対策も誤ってしまいます。

今後の“厚労省の指導力”“末端までの医療機関の努力” に期待いたしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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