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神戸大学の研究グループが、新型コロナウイルスに 感染した患者の症状が重くなるほど、

ウイルスの働きを弱める「中和抗体」の量が多くなることを突き止め、

抗体を用いた新たな治療法の開発につながることが期待されています。

ここでは、「中和抗体とは?」 「新型コロナとの関係は?」 にせまってみました。

中和抗体とは?

中和抗体とは特定タンパク質の活性を中和できる 抗体のことです。

少々難しいのでかみ砕くと、ウイルスや細菌などに感染をした場合、またはワクチン などを接種した場合に抗体が産生されます。

ここで重要なポイントは、産生される抗体は一種類では ないということです。

感染抗原のあらゆる箇所に人間の免疫機能は認識し、 その認識部位ごとに反応する抗体を産生するのです。

その中で抗原を失活させる、つまり病原性を抑える 作用のある抗体を中和抗体と言います。

ワクチン開発においてもそれが有効な中和抗体を導くかどうかがキーポイントになるため安全性検証 と合わせて開発に時間がかかっているということです

新型コロナ感染者と中和抗体の関係は?

神戸大学の森康子感染症センター長らの グループは、「県立加古川医療センター」で 4月から5月にかけて治療した新型コロナウイルス の患者12人と、

感染していない病院の職員7人を 対象に抗体検査を行いました。

その結果、12人の患者全員が、ウイルス に結びつき、感染を防ぐ働きがある「中和抗体」 を保有していた一方、

感染していない7人は、持っていませんでした。

さらに患者ごとの中和抗体の量を詳しく調べた ところ、重症の患者は無症状の患者に比べて 保有量がおよそ200倍に上るなど、

症状が重くなるほど量が多かったということです。

グループによりますと、新型コロナウイルスの患者の中和抗体の保有量を詳しく調べた研究は、国内で初めてだということです。

この中和抗体を含んだ血液を使った治療法の研究は国内外で進められていて、研究成果が新たな治療法の開発につながることが期待されます。

森センター長は、

「軽症や無症状の患者よりも重い症状から回復 した患者の血液を使えば、ウイルスを排除できる 可能性が高い」

と話しています。

ウイルスとワクチンの関係は?

ワクチンは、自然感染と同じしくみで、私たちの体内に免疫を作り出します。

コントロールされた安全な状態で免疫を作り出します。ですから、接種後に症状が出ず、たとえ症状が出ても大変軽いのが特徴です。

他の人へうつさせない点も、ワクチンの利点です。

しかし、自然感染にくらべて生み出される免疫力は弱いため、 1回の接種では充分でなく、何回かに分けての 追加接種が必要になることがあります。

ウイルス感染症の有効な予防および治療法として、ワクチン開発や標的分子に結合し活性を中和する中和抗体医薬品の開発が期待されています。

また、ウイルスは“変異”します。ワクチンは、どのウイルスにも有効とは ならないのです。

「中和抗体」、半年後も98%が保有…ワクチンに期待(12月3日追記)

横浜市立大学の研究グループは2日、新型コロナウイルスに感染したことのある人のほとんどが、

半年経過しても感染を防ぐ力を持つ「中和抗体」が残っていたとする研究結果を発表した。

感染して回復した370人以上の血液を調べた。ワクチンが普及すれば中和抗体を持つ人が増え、感染の拡大防止につながる可能性が示された。

これは、横浜市立大学の山中竹春教授らが、PCR検査で陽性が確認された376人について、陽性確認から半年後に中和抗体があるかどうかなどを調べたものです。

横浜市立大学・山中竹春教授「(感染確認から)6か月時の中和抗体保有率は、全体376人の方のうち98%の方が中和抗体を保有していました」

山中竹春教授とは?

🔸名前:山中竹春(やまなかたけはる)

🔸生年月日:1995 早稲田大学卒→45歳(推定)

🔸学歴:早稲田大学 政治経済学部、早稲田大学大学院 理工学研究科

🔸職業:横浜市立大学 医学部 教授、

    公立大学法人横浜市立大学 医学部臨床統計学 学長補佐・主任教授  

    横浜市立大学データサイエンス推進センター センター長

まとめ

 

中和抗体が、ウイルスを排除できることが期待されております。

ウイルスの“変異”に合わせてワクチンの開発 が必要なことが“難点”と言われております。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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