東京都の小池百合子知事は25日の記者会見で、新型コロナウイルス対策の司令塔となる
東京版CDC(疾病対策センター)の名称を「東京iCDC」にすると発表した。
7月の都知事選の公約です。
ここでは、「CDCとは?」「東京版CDCとは?」「東京都の構想は?」
Contents
CDCとは?
アメリカ疾病予防管理センター(英語: Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は、
アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにあるアメリカ合衆国保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所です。
米国連邦の政府機関で、国内外で疾病や感染症を調査しています。
感染症予防の分野では、WHOと並んで影響力があり、ワクチンや治療薬の開発に向けた研究もしております。
東京都は、そこまでは拡張せず、都内の感染症対策の司令塔と説明しております。
詳しい内容は、以下のサイトを参照ください。
⇒FDA(アメリカの食品医薬品局)とは?CDC(アメリカ疾病予防管理センター)との関係は?【新型コロナ用語集】
東京版CDCとは?
小池知事は、「10月1日に開設し、医療機関のクラスター対策のほか、感染状況の情報収集や発信、調査・分析などに当たる。」と述べた。
iCDCのトップには福祉保健局の初宿和夫健康危機管理担当局長が就く。
同局感染症対策部の職員ら約80人が中心メンバーとなり、区市町村の保健所のほか都内の医療機関、東京都医師会などと連携しコロナ対策に当たる。
都はiCDCに医師ら専門家による「専門家ボード」も置き、政策提言をしてもらう。
ボードの座長には賀来満夫東北医科薬科大学特任教授が就任する。
賀来氏は10月1日付で都参与にも就く。
名称について、小池氏は「iCDCは感染症(infectious disease)を対象にしているので、iを入れた」と述べた。
東京版CDCを巡っては都医師会が設置を提言し、小池氏が7月の都知事選で目玉公約に掲げたのです。
東京版CDC構想は?
<東京版CDC>とは
🔸感染症対策を一体的に担う常設の「司令塔機能」
・政策設立、危機管理、調査、分析評価、情報収集、発信等、
【平時】:インテリジェンス機能
【有事】:緊急時オペレーション機能
――新型コロナウイルスへの対応を強化し、危機に対する備えをさらに高めるための新たな拠点を形成――
<「東京版CDC」が果たす機能>
【平時】
① 政策立案機能:専門家ボード、健康危機管理監(仮称)の設置
② 調査・分析機能:国・大学等との根とワーク構築等
③ 情報収集・発信機能:普及啓発、ガイドライン作成等
④ 人材育成機能
―――迅速な移行・」体制強化――――
【有事】
① 危機管理機能:・緊急時オペレーションの総合調整・政策立案・医療体制確保、入院調整等
② 調査・分析機能:・都・外部研究者が一体となった分析チームの編成等
③ 情報収集・発信機能:・リスクコミュニケーション等
<「東京版CDC」の実現に向けたステップ>
🔸2020年8月:ステップ① 準備組織の設置
🔸2020年8月:ステップ② CDC立ち上げ
🔸2020年10月:ステップ③ CDC本格運用
(「東京版CDC」の全体像(危機発生時)は省略・東京都感染症対策本部長・東京都知事)
まとめ
USAにはすでに1946年にCDCが立ち上げり、強力な活動をしております。
日本の縦割り厚労省とはかなりの相違があります。
また、その権威も“信頼”に値すると国民の評価があります。
日本における「新型コロナ対策」の処置は、“後手、後手”“信頼されない”ことが、 問題になっておりますが、東京都が、“模範”を示してほしいもんです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
スポンサーリンク