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東京都は17日、幹部と専門家によるモニタリング会議を開き、新型コロナウイルスの入院患者の増加を受け、

医療提供体制の警戒レベルを4段階の指標で最も深刻な「ひっ迫している」との評価に初めて引き上げた。

感染状況に関しても最も深刻な「感染が拡大している」を維持した。

ここでは「東京都の医療体制が最も深刻な「ひっ迫」の意味は?」「!中川会長(日本医師会)の会見は?」

に迫ってみました。

東京都のコロナ感染者数と重傷者の状況は?

前週までは2番目に深刻な「体制強化が必要」だった。

日本経済新聞電子版は警戒レベルの引き上げに伴い、年末年始に向けた独自警報の発動も検討していると報じた。

重症患者は確保病床200床に対して69人だが、対応できる医療スタッフの確保が難しくなっているという。

東京都は16日、過去最多の678人の新規感染者が確認されたと発表した。

うち感染経路が不明で調査中の人は400人。

12月17日の推定では、800人を上回るようです。

東京都の医療体制が最も深刻な「ひっ迫」の意味は?

東京都内の医療提供体制の警戒レベルについて、都は17日、4段階の うち最も深刻な「体制が逼迫(ひっぱく)している」(レベル4)に引き上げた。

同日開かれた専門家を交えた都のモニタリング会議で公表した。

入院患者数や重症患者数などの指標をもとに決める警戒レベルで、 医療提供体制がレベル4になるのは初めて。

医療提供体制の警戒レベルは7月9日以降、深刻度が上から2番目の 「体制強化が必要」を維持し続けてきた。

都は重症用200床、中等症等用2800床を確保しているが、重症用を50 増やすなど確保病床を現在の計3千床から計4千床に増やすよう医療機 関に要請した。

新規感染者の増加に伴って、入院患者も増加傾向にあり、16日時点で 1960人に上り、入院先が1日で決まらない患者が相次ぐ。

重症患者も15日時点では78人で、緊急事態宣言解除後の過去最多を 更新。16日時点では69人と高止まりが続く。

日本医師会 中川会長の会見は?

新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、日本医師会の中川会長は、地域医療が瀬戸際に追い込まれている大変困難な状況だとしたうえで

「誰もが感染している可能性がある」と述べ、さらに感染者数を増やさないよう、感染防止策の徹底を改めて呼びかけました。

日本医師会の中川会長は12月9日午後、記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり

「旭川市や北海道に限った話ではなく、地域医療が瀬戸際に追い込まれる状況にある。

医療従事者の心身の疲労もピークに達しており、大変困難な状況が生まれている」

と危機感をあらわにしました。

そのうえで

「全国で、特に市中感染が拡大している現状では、誰もが感染している可能性がある。いま何よりいちばんの支援は、

感染者を極力増やさないことで、最強の感染拡大防止策は、一人ひとりの日常の、慎重で愚直な所作と行動だ」

と呼びかけました。

一方、中川氏は、75歳以上の医療費の窓口負担の引き上げをめぐる、政府・与党の調整について

「感染への心配から高齢者が医療機関の受診を控えている中で、負担を2倍にするのはあまりに酷で、引き上げは極力、限定的な範囲にしてほしい」

と述べました。

まとめ

 

最高段階に至ってしまいました。

今後さらに増加していくのであれば、今後とりえる対策は、 「緊急事態宣言」や「ロックダウン」しかなくなる、危機的状況になります。

何とか、この段階に抑えることが、喫緊の課題なのです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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