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ワクチンや感染によって体内にできる「抗体」そのものは、当初、考えられていたよりは長く持続することが、感染経験者の研究でわかってきた。

多くの種類がある抗体の中でも、病原体の感染や増殖を抑え、毒性を弱める「中和抗体」は重要な役割を果たす。

ここでは、「中和抗体の寿命は?」「ワクチン接種開始と効果は」「専門界の意見は?」

に迫ってみました。

🔸「抗体検査とは?」は以下和参照ください。

抗体検査とは何?結果で何が分かるの?!その方法・効果は?【新型コロナ用語集】

🔸「中和抗体とは?」は以下和参照ください。

中和抗体とは?新型コロナ感染との関係は?ワクチンとの関係も!【新型コロナ用語集】 

中和抗体の寿命は?

パンデミックが始まった初期には、中国の研究チームによる感染者の血液の分析などから、いったんできた中和抗体が2、3カ月後には減少してしまうという報告が出た。

しかし、最近は、国内外の研究チームから、少なくとも半年程度は中和抗体が一定程度残るという報告が相次いでいる。

横浜市立大学の研究チーム(山中教授)が実施している「コロナ回復者専用抗体検査PROJECT」は、

PCR検査で診断された感染者の、診断から半年後と1年後の血液を分析し、中和抗体をはじめとする様々な抗体の保有状況を調べる研究だ。

参加者のうち、10月26日までに採血して分析の終わった376人分の中間報告によると、98%の人が診断から半年後にも一定程度の活性のある中和抗体を持っていた。

細胞実験で抗体の活性の程度(強さ)を調べると、症状の重かった人ほど、中和抗体の活性が強い傾向があった。

「二つの可能性が考えられる。一つは、重症の人ほど体内のウイルスの増殖が激しかったため、対抗する抗体も多くでき、活性が高い可能性。

もう一つは、重症化する人は免疫の過剰反応が起きることが多いため、過剰反応によって中和抗体がたくさん作られた可能性だ」

ワクチンとの関係は?

実際の感染は、多くの場合、まずのどや鼻といった上気道の粘膜で起こる。

その後、体内の他の細胞にも感染が広がっていく。

このため、上気道の粘膜にも血中にも抗体ができる。 一方、ワクチンは粘膜を介さず注射により体内に入る。

このため、血中には抗体ができるが、粘膜にどれだけ抗体ができるのかは不明だ。

ワクチン接種開始と効果は?

英国では、最初の1週間で約13万8千人の医療従事者や高齢者が接種を受けた。

接種が始まったのは米ファイザー社と独ビオンテック社が開発したワクチンだ。 これ以外に、米国立保健研究所と共同で開発している米モデルナ社のものも近く米国で緊急使用が認められる。

また、英オックスフォード大と開発している英アストラゼネカ社は英国政府に申請中で、早ければ年内に承認されるとみられている。

日本政府は来年前半までに「全国民に提供できる数量のワクチンを確保する」としており、

ファイザー、モデルナ、アストラゼネカからワクチンの供給を受けることで合意している。

しかし、接種が始まるのは、国内でワクチンが承認された後だ。 ワクチンの効果は、

▽感染を防ぐ

▽感染しても症状が出るのを防ぐ

▽重症化を防ぐ、

という3種類が考えられる。

各ワクチンが、どの効果を持っているのかはまだ詳しく解明されていない。

もし症状が出るのを防いでも感染を防がないなら、無症状で本人も周囲も気がつかないまま、感染を広める人が増えることになるかもしれない。

効果の持続期間も、治験開始から長くても半年ほどしか経っておらず、今後の経過観察を待たないとわからない。

まとめ

いかがでしたか?

ワクチン接種が始まり、期待するところは大きいものがあります。

日本では、まだまだ遅れますので、当面の感染拡大を以下に富めるかが課題なのです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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