島根大と長崎大の研究グループが、新型コロナウイルスのヒトへの感染を防ぐ新たな抗体を人工的に作り出すことに成功した。
変異型ウイルスにも作用する可能性があり、治療薬や検査キット、マスクなどの開発につながると期待される。
島根大が23日、記者会見した。
ここでは、「人工抗体とは?」「浦野教授Wiki経歴との説明」「人工抗体の今後は?」
に迫ってみました。
Contents
人工抗体とは?
「抗体」に関しては、以下のサイトを参考にしてください。
⇒中和抗体とは?新型コロナ感染との関係は?ワクチンとの関係も!【新型コロナ用語集】
新型コロナウイルスを攻撃する新しい抗体を開発したのは長崎大学熱帯医学研究所と島根大学医学部。
「抗体」は体内に入った異物を排除するたんぱく質で、研究ではマウスを使って新型コロナウイルスに反応する14種類の抗体を人工的に作製。
このうち5種類に、新型コロナウイルスを攻撃して働きを失わせる性質があることが確認されたという。
「抗体」は特許を出願中で、今後ヒトへの応用を目指して改良を重ね、将来的には治療薬や検査キットなどへの活用が期待される。
浦野教授(島根大学)の説明は?
浦野教授は、「5種類のうち4種類は、ウイルスを認識する部位が違っていて、多様性があるため、変異にも対応できるはずだ。
これを薬にすることができれば、世界中で使ってもらえる非常に良い抗体だと考えている。
今後、さらに研究や開発を進めていきたい」と話しています。
人工抗体の今後は?
この抗体を応用し、治療薬を開発するには数年かかるというが、検査キットやマスクの素材などへの応用については実用化に向け、動き始めている。
島根大学医学部の浦野健教授は
「ワクチンや治療薬の開発は、国内でできるようなシステムを必ず作っておくことが大事になると考えている。」
と話していた。
今後は、変異型のウイルスにも働きがあるか、研究を進めるとしている。
浦野健教授のWiki経歴
◆ 名前:浦野健(うらのたけし)
◆ 学歴:長崎大学大学院医学研究科
◆ 職業:島根大学医学部教授
浦野健教授の経歴
• 2020年10月 – 現在 :日本学術会議 連携会員
• 2019年4月 – 現在 :島根大学 研究
・学術情報機構 総合科学研究支援センター長
• 2018年3月 – 現在 :島根大学発ベンチャー株式会社 mAbProtein 設立者
・代表取締役 • 2007年6月 – 現在 :島根大学 医学部 医学科 教授
• 2011年4月 – 2015年3月 :島根大学 学長特別補佐(研究戦略担当)
• 1998年6月 – 2007年5月 :名古屋大学 大学院医学系研究科 准教授
• 1997年5月 – 1998年5月 :名古屋大学 医学部 助手
• 1993年7月 – 1997年8月 :米国Tufts大学 医学部
• 1984年4月 – 1989年3月 :長崎大学 医学部附属病院第二外科
まとめ
人工抗体の今後は、治療薬開発には数年かかるようですが、進歩していることは確かのようです。
今後に期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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