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「慶応大学などの研究チームは、ウイルスの遺伝情報を調べる『ゲノム解析』を使って、

日本国内でも去年夏に、 新型コロナウイルスが独自に変異していたことを突き止めました。」

とのニュースが流れております。

ここでは、「ゲノムとは?」「ゲノム解析とは?」「コロナウイルス、変異型との関係?」

に迫ってみました。

ゲノムとは?

ゲノムとは、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)から合成された言葉で、DNAのすべての遺伝情報のことです。

遺伝とは、たとえば鼻の形が似ている、ある病気にかかりやすいなどの、親の生物学的な特徴が子供に伝わることで、それを伝えるDNAの特定の部分が遺伝子です。

すなわち「ゲノムとは、DNAのすべての遺伝情報のこと」となります。

ゲノム解析とは?

多くの生物の遺伝情報を解明することです。

現在、遺伝子情報(DNAの塩基配列)は自動的に解読でき、コンピュータで解析できるようになりました。

ヒトゲノムの解明は、特に重要であり、病気の予防や診断・治療に結びつきます。

現在、ほぼすべての情報の解読が終了しました。

しかし、遺伝子の役割と病気との関係の解明はまだこれからです。

すなわち

「 ゲノム解析とは、まず細胞に含まれる全DNAの配列を決め、この設計図を解読することから始まりますが、

大事なのはこの配列に含まれる情報を引き出して、生命活動に携わる機能を一度にすべて明らかにすることです。

そして、その目的は、それらの働きを総合的に調べ、生物のもつ”生きる仕組み”を理解することです」

ゲノム解析とコロナウイルスの関係は?

昨今世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、ゲノム配列により複数の型に大別されることが知られています。

[ロンドン発]徹底したゲノム解析で新型コロナウイルスの変異株をあぶり出し、

世界中から注目されるイギリスのCOVID-19ゲノム・コンソーシアム(COG-UK)のシャロン・ピーコック議長(微生物学)らが5日、

ロンドン外国人特派員協会でテレビ電話会議システムを通じて記者会見し、その秘密を披露した。

コロナウイルスの変異は平均2週間に1度で、1週間に1度変異するインフルエンザウイルスに比べても遅い。

当時は専門家の間にも 「コロナウイルスには塩基の写し間違えを見つけて正しく置き換える校正機能が備わっている。

ゲノム解析で変異を追跡しても大きな成果は期待できない」 という後ろ向きな意見もあった。

変異型コロナウイルスは?

東北大学加齢医学研究所 生体防御学分野 西井慧美助教、薬学研究科 小菅将斗大学院生らは、

新型コロナウイルスのゲノム7804種類を解析したところ、 新型コロナウイルスの遺伝子変異は、ウラシル(U)への点変異が突出して多いことを発見しました。

この変異には特徴があり、ヒト由来のRNA編集酵素による変異が多いと考えられました。

日本型を含む4種類の変異型ウイルスゲノムから変異部分を人工合成したRNAを用いて、ヒトマクロファージ細胞株に疑似感染させたところ、自然免疫を担う炎症性サイトカインの産生が増強しました。

新型コロナウイルスは、ウイルスを排除しようとする生体防御機構を利用して変異を続けていると考えられます。

コロナウイルスの複数の変異型が、世界的に流行してきています。

これまでの情報をまとめると以下になります。

・特に流行している変異型は、英国由来(VOC-202012/01(B.1.1.7系統))、南アフリカ由来(501Y.V2(B.1.351系統))、ブラジル由来(B.1.1.248系統)の3種類

・何れもスパイクタンパクと呼ばれるウイルスが人に感染する際に必要な構造に変異があり、感染力に大きな影響あり

・感染力が増したという情報はあるが、病気の重症度やワクチンの有効性に影響を与えることを示すような証拠は無し(現在研究中)

・変異型であっても、従来のPCR検査で検出可 日本国内にも上記変異コロナウイルスが入ってきています。

しかし、今まで行っている消毒の徹底や3密を避ける等、基本的な対策の有効性は変わっておりませんので、油断なく対策を継続することが今後も求められると考えられます。

まとめ

 

ウイルスも“生きもの”です。生命維持、増殖、変異を繰り返すのは当然です。

問題は、即座に解析し、以下に対応していくかです。

日本・世界の技術に期待していいでしょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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