花粉症の中にカモガヤ花粉症の人がいるといわれています。
4月下旬~6・7月くらいに、「くしゃみ」、「鼻水」、「目のかゆみ」などの症状がある方は、実はカモガヤ花粉症(イネ科花粉症)である場合がとても多いです。
日本では知名度は低いですが、実際には患者さんはかなり多く、風邪と勘違いしている方もよくいらっしゃいます
カモガヤ花粉症はカモガヤという植物が原因で起きる花粉症なのですが、もともとはカモガヤは、日本にはない種類の植物だったのです。
ここでは、「カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)とは?」「イネ科花粉症の症状と特徴は?」
に迫ってみました。
Contents
カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)は?
明治を過ぎてから、牧草にするために外国からカモガヤが輸入されたことがきっかけで国内に入ってきましたが、おもに北海道で生育していました。
その後戦争になり戦後牧草が全国に広まっていったことでカモガヤは全国的に生育する植物になりました。
しかしカモガヤ花粉症があるということはあまり知られていなかったのですが、カモガヤ花粉症になる人が、
犬の散歩をしている時になるなどとして色々と調べているうちに、犬の散歩のコースに合った雑草のカモガヤの花粉を発見して、
それが花粉症の原因になっているということがわかりました。
イネ科花粉症の原因植物は、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなどで、もともとは海外から輸入された牧草です。
寒さに強く繁殖力があることから、雑草として日本全国に広がりました。
草丈は60㎝〜120㎝程度で、葉は緑色、枝の先に小さな白っぽい花が集まって咲きます。
特に多いのは河原、公園などですが、庭や住宅地の空き地、道路脇などに多数生えています。
カモガヤ花粉症の症状は?
カモガヤ花粉症の症状はほとんどスギ花粉と同じなのですが、くしゃみが止まらなかったり、鼻水が出たり鼻がつまったりします。
イネ科花粉症はくしゃみ・鼻みず・鼻づまりが中心で、目のかゆみ・充血もあり、症状はスギ花粉症とおよそ同じです。
花粉に接触すると皮膚症状がでる場合もあります カモガヤ花粉症はまだそれほど有名ではないので風邪と間違える人も多いかもしれませんが、
毎年同じ時期に風邪を引くという見覚えがある人はカモガヤ花粉症かもしれませんね。
スギというのは北海道にはありませんから、北海道で花粉になる人はカモガヤ花粉症が多いかもしれません。
カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)の方の多くはスギやヒノキ花粉症も持っています。
つまり春の花粉症が長引き、いつまでもくしゃみや鼻づまりが続くなどの場合はカモガヤ花粉症(イネ科花粉症)がとても疑わしいです。
是非、アレルギー採血検査を受けてみましょう。
イネ科花粉症の特徴は?
イネ科花粉症の原因になるのは、おもにカモガヤ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサ、ハルガヤ、オオアワガエリなどです。
これらは牧草として輸入され広く利用されていますが、寒さに強く繁殖力があることから、雑草として日本全国に広がりました。
とくに花粉症の原因になりやすいのはカモガヤです。
草丈は60㎝〜120㎝程度で、葉は緑色、枝の先に小さな白っぽい花が集まって咲きます。
イネ科の植物の花粉の飛散範囲は数十m程度。近づかなければあまり影響はありません。
しかし、気づかずにイネ科の植物に直接触れてしまうと、花粉症の症状が強く出たり、肌荒れ(花粉皮膚炎)を起こすこともあるので、イネ科の植物の特徴を覚えて近づかないようにしましょう。
イネ科の植物は、歩道の端や空き地、草地、河川敷などに広く生息しています。
イネ科植物の花粉は、球形で1つの孔(穴)を持っていることが特徴的です。
大きさはさまざまです。飛散範囲はだいたい数十m。樹木の花粉と違い、風に乗って遠くまで飛ぶことはありません。
一方で、花粉が飛散する期間は長く、関東、関西、九州では真冬以外、少量ですが飛散が確認されています。
イネ科の花粉症もくしゃみ・鼻みず・鼻づまりが中心ですが、スギ花粉症よりも目のかゆみ、充血など、アレルギー結膜炎の症状が強く出やすい傾向があります。
したがって、イネ科植物が生息している可能性のある草むらなどには、入らない!近づかない!と、自らの行動を律することが、イネ科花粉症対策の鉄則です。
まとめ
意外にも、道端に多く群生しているようです。
気温が高めでよく晴れた日は要注意です。 イネ科植物の花粉は午前中に大半が飛散し、そのピークは8時から10時です。
午前中の気温が低く、午後から上がったときは午後の飛散が増えることもあります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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