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フランス国内で初めて、新型コロナウイルスの新たな変異株が確認された。

仏メディアが、発生地の名前をとって「ブルターニュ変異株」と呼んでいるもので、PCR検査をすり抜ける特徴があり、当局が調査に乗り出した。

ここでは、「ブルターニュ変異株とは?」「新たな変異株の出現で感染拡大するか?」「日本の対応は?」

に迫ってみました。

ブルターニュ変異株とは?

フランス西部ブルターニュ(Brittany)地域圏で、検査で検出しにくい新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、当局が調査を進めている。

ただ現時点では、重症化率や感染力が特に高いとはみられていない。

死亡した患者7人は、新型コロナウイルス感染症の典型的な症状を示していたにもかかわらず、PCR検査では陰性だった。

鼻から採取した検体を用いるPCR検査は、一般に精度が高い。

8人のうち7人は生前、新型コロナ特有の症状がみられたものの、当初のPCR検査では陰性だった。

抗体検査などを実施したところ、新型コロナに感染していることが確認されたという。

フランスではこの新型とは別に、英国型、南アフリカ型、ブラジル型と呼ばれる変異株がすでに確認されており、新規感染者の7割を占める。

日本の対応は?

加藤勝信官房長官は17日の記者会見で、新型コロナウイルスに関し、フランス当局が北西部ブルターニュ地方で新たな変異株を発見したと明らかにした。

病院で発生したクラスター(感染者集団)79人のうち8人から見つかった。

新型コロナの症状が出ている一方、PCR検査は陰性だったという。

加藤氏は「厚生労働省が各国や世界保健機関(WHO)と連携して情報収集、分析を進めている。水際対策、監視態勢を強化する」と述べた。(共同)

新たな変異株の出現で感染拡大するか?

この新たな変異株について注目すべき点は、新型コロナウイルスがこれまで使用されてきたPCR検査を「すり抜けるような」進化を遂げている可能性があるということだ。

フィンランドでも2月、少なくとも1種類の標準的なPCR検査で検出できなかった変異株が確認されている。

欧州各国では感染者、入院者数が再び急増している。その一因となっているのが、より感染力が強い「英国型(B.1.1.7)」変異株だ。

英国型の変異株は、欧州大陸全体で優勢になっているとみられる。

PCR検査をすり抜ける変異株に関する最大の懸念事項は、その変異株によって感染がさらに大幅に拡大する危険性があることだ。

それは同時に、より強力な変異株が生み出されるということでもある。

各国で緊急使用が認められているワクチンは、英国型への有効性はそれほど変わらないとの見方がある一方、南ア型に対する有効性は低下することが懸念されている。

また、ブラジル型はすでに感染した人の抗体に影響を受けない、つまり再感染の可能性が高いと報告されている。

人の免疫反応(自然感染とワクチン接種、いずれによるものであれ)を回避する変異株が出現すれば、それは人の体内に侵入した後、より短時間のうちに急速に複製する。

ウイルスの量が多くなれば、それは一般に、より重症化しやすく、死亡リスクも高まるということだ 新たな変異株の特定が極めて重要な理由は、この点にあるのである。

まとめ

 

PCR検査に検出されないことは、我々の検査手段がなくなるkとを意味しており、 大変な“脅威”であるのです。

早急に検査体制の確立を期待します。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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