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新型コロナウイルスの治療薬として、リウマチなどの治療薬「オルミエント」の使用について、厚生労働省の部会が了承しました。

国内では、新型コロナの治療薬として「レムデシビル」、ステロイド薬の「デキサメタゾン」が既に承認されていて、「オルミエント」は3例目となります。

ここでは、「オルミエントとは?」「新型コロナへの効果と注意点は?」

に迫ってみました。

オルミエントとは?

リウマチは、体の免疫系がかかわっている膠原病の一種です。

関節に強い炎症を生じ、腫れや痛みをともないます。

やがて、関節の骨や軟骨が破壊され、変形とともにその機能が失われます。

オルミエントとは、抗リウマチ薬です。関節の炎症をしずめ腫れや痛みを軽くします。

また、関節の破壊をおさえます。ただ、感染症など副作用がでやすいので、既存の標準療法が効果不十分な場合に用います。

オルミエントは、サイトカインが受容体にくっついても炎症を引き起こす信号が細胞核に伝わらないように、信号の経路をブロックするお薬です。

細胞核に信号が伝わらないことで、炎症や関節破壊の進行が抑えられます。

さらに、関節の痛みやこわばり、倦怠感といった自覚症状を改善する効果も期待できます。

新型コロナへの効果は?

新型コロナウイルスによる肺炎で酸素吸入が必要な中等症から重症の患者で、既に新型コロナウイルスの治療薬として特例承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」と併用するとしています。

これまでの新型コロナの入院患者への国際共同試験では、レムデシビル単体で使用した場合と比較して「オルミエント」を併用した場合、症状が改善するまでの期間が平均1日程度、短縮したということです。

オルミエントの新型コロナによる肺炎に対する有効性と安全性は、新型コロナの入院患者に対するバリシチニブ使用を評価した、

米国国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)主導の国際共同第3相試験(ACTT-2)で確認された。

効能・効果は新型コロナによる肺炎で、酸素吸入を要する患者に限る。

小児には使えず、成人のみ。レムデシビルと併用し、継続投与期間は2週間まで。今年4月から2022年2月に患者4500~6000人に使われる見通しです。

オルミエントの注意点は?

結核をふくめ重い感染症にかかっている場合は使用を控え、感染症の治療を優先します。

腎臓病があると副作用がでやすいので、病状によっては使用できません。妊娠中は禁止です。

🔸適さないケース..重い感染症、結核、重い腎臓病、白血球または赤血球が相当に減少している人、妊娠中もしくは可能性のある人、授乳中の人など。

🔸注意が必要なケース..感染症またはその疑いのある人、結核や帯状疱疹にかかったことがある人、B型肝炎既往歴またはB型肝炎ウイルスをもっている人、

白血球など血球が減少している人、間質性肺炎の既往歴、がん、腸管憩室炎、肝臓病、腎臓病などのある人、静脈血栓塞栓症を起こしやすい人、高齢の人、手術前後など。

まとめ

着々と新型コロナへの対応薬として承認されてきました。

新型コロナに係る入院医療は全額公費負担となっている。

厚労省は本誌取材に、オルミエントの今回の追加効能についても全額公費負担の対象と説明した。

二重変異に関する効能については、いまだ表現がありませんでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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