新型コロナウイルスの感染が再拡大する東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に3回目の緊急事態宣言が出された!
しかし、17日間の短期間であり、再延長がささやかれております。
コロナ4・5波は避けられない「必ず来る!」想定が必要です。
ここでは、「コロナ4・5波「必ず来る」か?」「ワクチンだが変異株には?!」 「変異株に対して日本はどうする?」
に迫ってみました。
Contents
コロナ4・5波「必ず来る」か?
風邪コロナ(コロナウィルス)の特徴は、夏と冬、1年に2回の流行を繰り返すことだ。
昨年、イギリス、フランス、韓国などから、風邪コロナの流行の季節性変動についての論文が発表された。
いずれの論文でも共通するのは冬場と比べて規模は小さいが、夏場にも流行することだ。
その際に注意しなければならない点は、新型コロナの感染拡大には時間がかかることだ。
G7諸国において、昨春~夏、および今冬の流行で、感染が拡大し始めてから新規感染者数がピークになるまでに要した日数は、昨春~夏の場合、34~77日、昨冬の場合、108~190日だ。
日本はそれぞれ77日と108日だ。新型コロナはいったん感染が拡大すると、数カ月をかけて徐々に増えていく。
そして、その後、数カ月をかけて収束していく。 今回、感染者数が増加に転じたのは3月7日だ。7月23日に開会式が予定されている東京五輪がどうなるか予断を許さない。
今夏の新型コロナの流行は簡単には収束しないと予想される。 問題となるのは変異株の存在だ。
変異株の感染が拡大したブラジル、南アフリカの1月の感染者数は北半球のカナダやメキシコを上回った。
真夏の南半球で、真冬の北半球並みの流行が起こっていたことになる。
南アフリカやブラジルで流行した変異株の感染力の強さがご理解いただけるだろう。
今後、南半球は秋から冬へ向かい、本格的な感染拡大の時期へと突入する。
変異株への対応を間違えれば、悲惨なことになりかねない。
その典型例がブラジルだ。夏場の感染が収束せず、そのまま拡大している。
これは日本にとってひとごとではない。
今夏、東京五輪で感染が拡大し、そのまま秋から冬を迎えれば、冬場に到来する第5波の感染者数は昨年レベルでは終わらないだろう。
対策はワクチンだが変異株には?!
一刻も早くワクチン接種を行き渡らせて、集団免疫を獲得するしかない。 その際に問題となるのは、変異株の存在だ。
変異株が厄介なのは、ワクチン耐性のリスクをはらむからだ。
アストラゼネカやノババックス製のワクチンが、南アフリカ株やブラジル株に対して効果が落ちることはすでに広く報じられている。
ファイザー製ワクチンと変異株は?!
日本で接種が進んでいるファイザー製のワクチンは、日本で感染が拡大しているイギリス株に対して、
十分な感染予防効果が期待できると報じられているが、 このまま感染が拡大すれば、ファイザー製のワクチンに対する耐性株が出現するのは時間の問題だ。
なぜなら、一連のワクチンがスパイクタンパク質を標的にしているからだ。
この部分は人体で免疫を惹起(じゃっき)しやすいが、突然変異が起こりやすい。
突然変異の発生率は感染者数に比例する。感染拡大が続けば、ファイザー製のワクチンだけ「無傷」ということは考えにくい。
変異株に対して日本はどうする?
残された時間は国によって大きな差がある。
🔸中国、台湾、ニュージーランドのように国内にコロナを蔓延させていない国は、従来通りの水際対策を続けながら、じっくりとワクチンを打てばいい。
🔸一方、欧米先進国や日本のようにコロナが蔓延している国には残された時間は少ない。
新型コロナが冬と夏に流行を繰り返せば、ワクチン耐性の変異株が容易に誕生するからだ。
そうなればワクチンによる集団免疫の効果は期待できない。
ワクチン耐性株が広まるまでに、現在入手可能なワクチンを早く行き渡らせて、集団免疫を獲得するしかない。
先進国の中で、日本は一人負けだ。
「欧米先進国と比べて感染者が少ないのだから、ワクチン接種はそこまで急がなくていい」 という有識者もいるが、これは的外れなのだ。
欧米の10分の1以下の感染者数で医療システムが崩壊し、ドイツとほぼ同レベルの経済ダメージを負う日本は、これ以上のコロナの流行に耐えられない。
まとめ
日本の“迷走”の原因は、厚生労働省医系技官、感染研の専門家が構成する「感染症ムラ」が主導してきたからだと言われているのです。
PCR検査の数が低いのも同様です。
他国の“成功例”に学ぼうとしないのです。
オリンピックの時期、その後が心配されます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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