27日(現地時間)米ブルームバーグ通信は「最近 ポルトガルから飛行機でデンマークに来た ある乗客から、“デルタプラス変異株”の感染事例が初めて報告された」と報道した。
ここでは、「デルタプラスとは?」「拡散状況と感染力を調査」
に迫ってみました。
デルタプラスとは?
感染力が強いとされているインド株が、さらに変異したデルタプラスが国内で確認されたことを伝えた。
この新たな変異株は「デルタ・プラス(正式名B.1.617.2.1あるいはAY.1)」と呼ばれ、同公衆衛生庁が今月11日にその発生を初めて報告。
ただ、英国で判明した最初の少数の症例の遺伝子配列は4月26日に解明されており、デルタ・プラスは今春までに出現し、拡散していた可能性がある。
「アルファ変異株」よりも感染速度が1.6倍も速いとされている「デルタ変異株」が 世界各国で拡散している中、
最近は「デルタ変異株」よりも さらに感染力の高い「デルタプラス変異株」まで報告され、各国当局は緊張している。
デルタプラスの感染力は?
専門家らはデルタ・プラスがデルタ株あるいは英国で初めて発見されたアルファ株を含めた他のウイルス株と比べ、感染力がより強いのかどうかなどを調べている。
現段階でその感染力を見極めるのは時期尚早としている。
この新たな変異株がワクチンの有効性にどのような影響力を及ぼすのか不明との指摘もある。
新型コロナウイルスの遺伝子配列の分析に当たるインド政府系の組織は、デルタ・プラスはいくつかの懸念すべき特性を有していると警戒。
感染力の増大、肺細胞の受容体へのより強い接合や抗体反応を弱める可能性などに言及した。
デルタプラスの拡散状況は?
デルタ・プラス株は、これまでにアメリカ、イギリス、ポルトガル、スイス、日本、ポーランド、ネパール、ロシア、中国で見つかっている。
インドでは今年4月、マハラシュトラ州とケララ州、マディヤ・プラデシュ州で初めて報告があった。
22件のうち16件は、パンデミックの影響が特にひどいマハラシュトラ州で見つかった。
この変異株は、先にインドで特定され猛威を振るっているデルタ株と関連している。
デルタ株は全世界80カ国に広まっている。
英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン遺伝学研究所 フランソワ・バロ所長
「検出して以降の出現率が非常に少ない。感染が拡大しているという証拠は世界のどこからもない」
イギリスではこの1週間、1日に1万人を超える新規感染者が確認されているが、25日までに確認されたデルタプラスの感染は41件。
一方、イギリス政府の諮問委員会のメンバーであるマーク・ジット氏は、「未知なことが多い」としたうえで、
「あらゆる手段で対抗する必要がある」と話している。
デルタプラスについて、厚生労働省は、引き続き情報収集を進め評価分析を行うとしている。
まとめ
いずれ、感染力の強いデルタ株に占められることでしょう。
ワクチンも進んでいるが、“安心”は出来ないので注意深く推移を見守り、
対応をする必要があります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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