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最近ニュースなどで話題となっているのが新型コロナウイルスの感染経路についてです。

新型コロナウイルスの感染対策について、感染症や科学技術社会論などの研究者らが、

「空気感染が主な感染経路」という前提でさらなる対策を求める声明を出した。

ここでは、「空気感染とは?」「飛沫感染との違いは?」「空気感染を防ぐには?」

に迫ってみました。

空気感染とは?

空気感染とは、感染者が飛ばした飛沫核(エアロゾル)を吸い込むことで感染することを言います。

エアロゾルの大きさは5マイクロメートル(0.005ミリ)以下とされ、長い時間、空気中をただよう。

厚生労働省のウェブサイトでは、新型コロナの感染経路として、くしゃみな どで出る大きなしぶきを介した「飛沫(ひまつ)感染」や、

ウイルスの付着した場所に触れた手で鼻や口を触ることによる「接触感染」 が一般的と説明されている。

一方、世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)はそれぞれ、ウイルスを含んだエアロゾルの吸入についても、感染経路だと明記してる。

厚生労働省のウェブサイトでは、新型コロナの感染経路として、くしゃみな どで出る大きなしぶきを介した「飛沫(ひまつ)感染」や、

ウイルスの付着した場所に触れた手で鼻や口を触ることによる「接触感染」 が一般的と説明されている。

一方、世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)はそれぞれ、ウイルスを含んだエアロゾルの吸入についても、感染経路だと明 記している。

飛沫感染と空気感染の違いは?

飛沫感染とは、感染者のくしゃみ、咳、つばといった飛沫と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。

WHOは、一般的に言うと5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しており、新型コロナウイルスと飛沫感染の可能性については、早い段階から指摘されてきていました。

空気感染とは、感染者が飛ばした飛沫核(エアロゾル)を吸い込むことで感染することを言います。

飛沫感染の場合は相手の飛沫を吸い込まなければ感染しないため、距離をあけて会話をする、

咳やくしゃみをする際にはマスクをしたりハンカチを口に当てたりするいわゆる咳エチケットをしていれば飛沫は飛ばないので感染を回避できるという考え方でした。

飛沫核というのはくしゃみや咳、つばといった水分が乾燥し、病原菌だけが空中に浮遊している状態と考えるとわかりやすいです。

ですので、感染者と離れた場所にいたとしても長時間浮遊している飛沫核を吸い込むことで感染してしまうということになるのです。

飛沫核は3時間程度は感染性を有するとの報告もあるため、密室では感染のリスクが高くなるといえるのです。

現状、ソーシャルディスタンスとして相手とは2メートルほどの距離を取ることとしていますが、

空気感染も含まれる場合、ソーシャルディスタンスとして推奨されている距離感では感染対策としては不十分であるといえるのです。

新型コロナ感染症については、基本的な感染経路は飛沫核感染とされていますが、換気が悪い密閉空間だと、

長期間にわたって細かい飛沫核が漂う場合があり感染源となるとされており、「エアロゾル感染」ともされています。

空気感染を防ぐには?

空気感染を防ぐためには、これまで通りのマスクの着用や消毒はもちろんですが、何よりも密閉した空間を作らないことが肝心です。

三密(密閉・密集・密接)を避けることに加えて、窓を開けて常に換気をする、室内の空気循環を良くする、といった空気の流れが重要であるとされています。

混み合った公共交通機関などの長時間の利用を回避するなども、混雑の回避が空気感染を予防するために効果的であると考えられています。

日本の感染対策、特に国民がみんなマスクを積極的につけていることはWHOからも高く評価されています。

ですので、継続した感染対策の実施が、空気感染だけでなく新型コロナウイルの感染拡大を防ぐために必要となるといえるでしょう。

まとめ

これまでの感染防止対策の根幹は、飛沫感染を中心に対策を実行してきましたが、

空気感染が起こっていることが判明し、対応を変更しなければなりません。

タバコの煙を思い出してください。

このにおいがすることが“空気感染”の現象なのです。

「空気の流れ」を重視した対策が求められ、人流・三蜜・電車の中など見直し又は避けることが求められます。

日本における“法”の整備も急がれます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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