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米ファイザーの日本法人は30日、海外で開発中の新型コロナウイルス治療薬候補について、国内でも最終段階の臨床試験(治験)を始めると明らかにした。

飲み薬タイプで、軽症の感染者に投与すると重症化のリスクを抑える効果を期待している。

ここでは、「コロナ治療薬(飲み薬)とは?」「日本の対応とファイザー、塩野義製薬の対応調査」

に迫ってみました。

コロナ治療薬(飲み薬)とは?

新型コロナ感染症では発症して1週間ぐらい風邪のような症状が出て、多くの人は自然に治る。

ただ一部は肺炎を起こして入院が必要となる。初期に体内でウイルスが増えるのを抑える飲み薬があれば、重症化や入院を防ぎ、医療の逼迫(ひっぱく)を避けることができる。

国立国際医療研究センターの満屋裕明研究所長は

「ウイルスに直接働く治療薬、さらに変異株に対しても強力な効果を有する抗ウイルス薬の開発が重要だ」

と強調している。

塩野義製薬は26日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補について、3段階のうちの第1段階の臨床試験(治験)を始めたと発表した。

 

「飲み薬」のタイプを想定し、重症化を防ぐなどの効果が期待できるという。

2段階以降の治験や実用化の時期は未定。 治験に入った治療薬候補は、コロナウイルスが体内で増殖する過程の一つを阻み、ウイルス量を低下させるとしている。

感染初期に服用することで重症化を防ぎ、発熱やせきなどの症状を改善できると見込む。

形状はまだ決まっていないが、口から飲む錠剤やカプセルなどを想定している。

コロナ治療(飲み薬)日本への対応

新型コロナウイルスの飲み薬タイプの治療薬について、日本でも最終段階の臨床試験を始めるとファイザー社の日本法人が明らかにしました。

アメリカのファイザー社が海外で開発中の治療薬は、点滴や注射の必要がなく、在宅療養でも使いやすい「飲み薬」のタイプで、体内でウイルスが増えるのを防ぎます。

軽症の患者に投与して重症化を抑える効果が期待されています。

アメリカなど海外では、7月から最終段階の臨床試験が始まっていて、日本もこれに参加する形で準備を進めているということです。

塩野義製薬など製薬各社は、在宅で使いやすい飲み薬の開発を急いでいます。

現在、日本で承認されている軽症者向けの治療薬は、点滴薬の抗体カクテル療法だけです。

ファイザー社の治療薬の対応は?

ファイザー社の日本法人は、「新型コロナウイルス」治療薬、日本での最終段階の臨床試験開始」を明らかにした。

🔸形状:飲み薬タイプ

🔸対象:軽症患者などの外来患者を想定

🔸効果:細胞内でのウイルスの増殖を防ぐ→重症化を抑える効果を期待。

🔸期限:順調に進めば、10~12月→治験結果の初期データがまとまる見通しで     アメリカでは、緊急使用許可を申請する可能性もある。

塩野義製薬の供給対応は?

製薬は6日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について、2021年中に100万人分以上の供給体制を整える方針を明らかにした。

国が新薬開発で設けた特例の「条件付き早期承認」の年内の申請も検討し、承認後の早期供給に備える。

軽症者が自宅で服用できる飲み薬が実用化できれば、医療体制の逼迫を避けられる利点がある。

まとめ

新薬が開発されると「インフルエンザ」並みの扱いになり、いわゆる“コロナ恐怖”が一段と低下し、

重症化を防ぐことが期待されます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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