Pocket

第5波が収束する中、2つのニュースが注目されている。

1つは国立遺伝学研究所などがまとめた研究結果。

第5波が収束したのはウイルスの変異を修復する酵素「nsp14」が変化したためで、担当した研究者は「修復が追いつかず死滅したのではないか」と指摘している。

もう1つはニューヨーク大の見解で、ウイルスが変異を起こし過ぎると感染力と複製力が低下すると予想。

ウイルスは今後も感染拡大を繰り返し、最終的に普通の風邪のような状態になると推測しているのだ。

ここでは、「nsp14・死滅説とは?」「nsp14死亡説」「日本と外国の差は?」

に迫ってみました。

「nsp14」とは?

8月下旬のピーク前にはほとんどのウイルスが酵素の変化したタイプに置き換わっていた。

デルタ株でゲノム(全遺伝情報)の変異を修復する酵素が変化し、働きが落ちたことが影響した可能性がある このウイルスではゲノム全体に変異が蓄積しており、

同研究所の井ノ上逸朗教授は「修復が追いつかず死滅していったのではないか」と指摘する。

この酵素は「nsp14」なのです。

ウイルスは増殖する際にゲノムを複製するが時々ミスが起きて変異が生じる。

変異が積み重なるとやがて増殖できなくなるが、nsp14が修復すれば防げる。

nsp14 は プロテインの一つでendonuclease 活性を持っており, 長い間その酵素活性の意義はわからなかったが,

近年,こ の酵素活性が nsp12 の酵素活性機能を補う校正酵素とし て働くことが明らかとなっている

「nsp14・死亡説」とは?

「死滅説」については、

「ウイルスが変異するとき変異を修復して元に戻す酵素が存在しますが、この酵素はウイルス内の遺伝子によって作られる。

この遺伝子が変化すると酵素も変異し、その結果、酵素が本来持っていた修復能力が働かなくなるとの理論です。

その酵素がnsp14で、修復が阻害されたためウイルスが死滅したのではないかと研究者が推測しているのです」

ニューヨーク大の理論には2つの裏付けがある。

① 度重なる変異によってウイルスの毒性が強まると、感染した人などが死に、ウイルス自体も一緒に死滅する(自然淘汰)

② 毒性が強いと人間がワクチンなどの対策を強化するため、毒性の弱いウイルスのみが生き延び風邪の状態になる(適者生存)。

こうした理由でウイルスの脅威が収まるというのだ。

日本の感染者急減、コロナが「自滅」した?

2021年10月31日、観察者網は、日本で新型コロナウイルスの新規感染が激減した理由について、

研究者がウイルスの新たな変異による「自滅」との研究結果を発表したと報じた。

記事は、8月20日に2万5800人を記録した日本の1日当たりの新型コロナ新規感染者が10月に入って激減し、 15日には全国でわずか151人となったことを紹介。

31日の新規感染者数も全国で229人、東京都内で22人だったと伝えた。

その上で、日本の国立遺伝研究所と新潟大学の研究グループが先日、最新研究の結果を発表し、デルタ変異株のゲノムにおいて、増殖の際にゲノムのミスを修復するnsp14と呼ばれる酵素が変異し、

ウイルスを速やかに修復できなくなったため、ウイルスが繁殖できず「自滅」したことが分かったと報告したことを伝えた。

また、研究ではnsp14酵素が変異したウイルスにおけるゲノムの変異が通常の10〜20倍に達していたこと、

8月下旬の感染第5波ピーク時にはすでにnsp14酵素の変異が始まっていたこと、 昨年秋から今年3月ごろにかけて発生した第3波でも同様の傾向が見られたこと、

研究チームがnsp14酵素の変化を促す物質についてAPOBECと呼ばれる酵素で、東アジアやオセアニアにおいてこの酵素が特に活発な人が多いと推測していることを紹介している。

しかし、中国では「日本の感染状況収束の裏にさまざまなバイアスがかかっているのではないかという懐疑的な見方が多く見られた。」

nsp14の今後の研究は?

未だ新設が出た段階で、さらに詳しい追跡が待たれます。 随時追記していきます。

まとめ

英国やシンガポールなど外国では、終息の傾向はみられず、拡大しております。

日本が、“第5波の急激な終息”には、不明の点も多く今後の研究が俟たれます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


スポンサーリンク