オーストラリアで28日、アフリカ南部からの渡航者2人が新型コロナの変異ウイルスオミクロン株に感染していたことが確認されました。
オーストラリア東部のニューサウスウェールズ州は28日、シドニーに到着したアフリカ南部からの渡航者2人について、 新型コロナの変異ウイルス・オミクロン株への感染を確認したと発表しました。
ここでは、「オミクロン株とは?」「感染力は?」「日本と世界の現状は?」 に迫ってみました。
Contents
オミクロン株とは?
南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株について、WHO=世界保健機関が「懸念される変異株」に指定し、
「オミクロン」と名付けました。 WHOは26日、南アフリカで確認された新たな変異株を「懸念される変異株」に指定し、
名前は、ギリシャ文字のアルファベットから「オミクロン」と命名しました。
オミクロン株には多くの変異が生じていて、デルタ株などに比べて再感染するリスクが高いと指摘しています。
これまでに南アフリカで77件確認されたほか、ボツワナ、香港、イスラエル、ベルギーなどでも確認されています。
「オミクロン株の感染力は?」
国立感染症研究所によりますと「オミクロン株」は、ウイルスのまわりにある突起、スパイクタンパク質(ヒトの細胞にくっつく役割をする)に32か所の変異があるということです。
通常の変異ウイルスでは、スバイクタンパク質の変異は数か所であることから特に多いということです。
重症化や感染しやすさがどの程度高まっているのかはわかっていませんが、それらの変異の中には、
細胞への侵入しやすさに関連するものや免疫から逃れる、 つまりワクチンや抗体カクテルの治療薬が効きにくくなる可能性や感染性を高める可能性がある変異もあると感染研は説明しています。
新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」の出現に世界の緊張が高まっている。
その性質には依然として不明点も多いが、デルタ株よりも強い感染力が指摘されており、各国は警戒を強めている。
「オミクロン株」の日本では?世界では?
【日本】
28日現在、政府によると日本では「オミクロン株」は確認されていません。
感染研は、個人の基本的な感染予防策としては、変異株であっても、従来同様、3密の回避、特に会話時のマスク着用、手洗いなどの徹底が推奨されるとしています。
【世界】
南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が、欧州で急拡大している。
28日までに英国、ドイツ、イタリアで新たに確認されたほか、オランダでも感染が疑われるケースがあり、確認を急いでいる。
米国は国内では27日時点で未確認だが、アフリカ南部への渡航中止を勧告するなどして警戒を強めている。
ロイター通信によると、28日にはオーストラリアでもアフリカ南部から到着した2人のオミクロン株感染が確認された。
英政府は27日、国内でオミクロン株の感染を2件確認したと発表した。
「オミクロン株は大変速いスピードで拡大している」。
ジョンソン首相は記者会見で危機感をあらわにし、人口の約8割を占めるイングランドの店内や公共交通機関でマスク着用を義務づける新たな行動規制措置を発表した。
また、すべての入国者に対して到着2日以内のPCR検査や陰性が確認されるまでの自主隔離を義務づけるとも表明。
オミクロン株の感染者と接触した人については10日間の自主隔離も必要とした。
ドイツでも27日、南部バイエルン州で初めて感染が2件確認された。
2人は24日、南ア発の便で同州ミュンヘンに到着した乗客だったという。
また、イタリアでも27日、モザンビークからの渡航者からオミクロン株が確認されたと報じられた。
さらに大規模な感染の疑いがあるのがオランダだ。
ロイター通信によると、オランダの保健当局は27日、南アからアムステルダム・スキポール空港に26日に到着した航空機2便の乗客約600人のうち61人がコロナ検査で陽性だったと発表した。
当局はオミクロン株かどうかの確認を急いでいる。陽性者は空港近くのホテルに隔離されている。
感染減の日本「基本の徹底を」
「非常に感染力が強いという指摘もあるが、完全な実態が分かっていないところもある。
どういう変異株なのか、どう対応することが有効な感染防止につながるか、情報収集・分析する」 自民党の茂木敏充幹事長は28日、訪問先の沖縄市で記者団に「オミクロン株」への警戒感を示した。
まとめ
日本の第5波が。収束し、第6波が心配されておりますが、正にこの「オミクロン株」 が、喫緊の用心すべきCOVID-19なのです。
水際対策を厳重に実施し、侵入しないように努めなければならなのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
スポンサーリンク