「フレイル」という言葉をご存じでしょうか?
「か弱さ」などという意味で、体の機能や能力が衰え、介護が必要な一歩手前となった状態を表します。
実は、このフレイル状態の人が、新型コロナが長期化する影響で増加しています。
ここでは、「コロナフレイルとは?」「新型コロナとの関係は?」「コロナフレイルの予防法は?」
その実情と予防法についてお伝えします。
Contents
コロナフレイルとは?
フレイルは、高齢者の体・認知機能が低下し、要介護になる手前の状態です。
「虚弱」などを意味する英語「フレイルティ―」が語源です。日本老齢医学会が2014年に提唱しました。
新型コロナウイルス感染症拡大とかけて、「コロナフレイル」と呼ばれることがあります。
新型コロナとの関係は?
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、外出の機会が少なくなり、不自由な思いをされていることと思います。
感染症が流行している間は、人が集まる場所は避ける必要がありますが、高齢者は「通いの場」などでの活動自粛が長期間に及び、「動かない時間」が増えているため、フレイル(※)の進行が今、非常に心配されています。
認知症や抑うつ状態なども進行していくため、早い時期から気を付けて実践することが大切です。
高齢者の健康を守っていただくためのポイントをまとめましたので、高齢者本人をはじめ、家族や親戚、近所の方など、周りの方も参考にしてください。
「コロナフレイル」の予防は?
食事や運動を心掛けることで、進行を防いだり、健康を取り戻したりすることが出来ます。
🔸規則正しい生活を
・時に起きて、三食きちんと食べ、運動して、寝る、という、毎日の生活パターンを崩さ ないようにしましょう。
・これをすると気持ちが上がる、という自分なりの「ルーティン」を 定め、毎日実行しましょう。
🔸十分な栄養・水分摂取 ・特に独居の高齢者は、ついつい食事が疎かになりがちです。
特にタンパク質やビタミン類 を充分に摂取すること、特に夏場は熱中症にならぬよう、のどが渇かなくても、こまめに水 分を摂取するよう心がけましょう。
🔸運動をしましょう!
・人混みを避けた散歩や、家の中や庭などでできる運動をしましょう
・家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かしましょう
・座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かしましょう
🔸食生活・口腔ケア―をしっかりと
・3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がけましょう
・食後と寝る前に歯磨きをしましょう
・しっかり噛んで食べる、一人で歌の練習をする、早口言葉を言うなどで、お口周りの筋肉を保ちましょう
🔸人との交流を ・家族や友人と電話で話しましょう
・家族や友人と手紙やメール、SNSなどを活用し交流しましょう
・買い物や移動など困ったときに助けを呼べる相手を考えておきましょう
厚生労働省の対策は?
厚生労働省は、地域の体操教室について、感染拡大中でも十分に感染対策をして開くことを勧めています。
また自治体ではオンラインで教室を開いたり、体操を録画したDVDを高齢者宅に配ったりする等、コロナはレイルの予防に力を入れております。
まとめ
特に、お年寄りさんには、積極的に“地域対策”に参加せれることが求められております。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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