ロシア国防省は、ウクライナの軍関連施設に対し夜間に大規模な攻撃を行ったと発表。
東部から南部にかけてのハリコフ、ドネツク、ドニプロペトロ
フスク地域と港湾都市ミコライウで軍事施設16カ所を空中発射型ミサイルによって破壊したと明らかにした。
ここでは、「ウクライナ東部のロシア攻撃の実態は?」「マリウポリの製鉄所の攻防は?」「専任の市民の運命は?」
に迫ってみました。
ロシア・ウクライナ東部で大規模攻撃は?
ウクライナ東部では露軍による砲撃などが相次いでおり、ルガンスク州のクレミンナでは18日、市街戦が始まったと伝えられていた。
ウクライナ国防省は18日、「侵略者は東部での攻勢のための部隊再編成を事実上終えた」と発表し、新たな攻撃が迫っているとの認識を示していた。
ソーシャルメディア上ではドンバス地方で露軍による砲撃とみられる映像が投稿されているほか、北東部ハリコフ州や南部ミコライウ州でも爆発があったと伝えられている。
露軍がウクライナ東部や南部で広範な攻撃を始めた可能性がある。
マリウポリの製鉄所の攻防は
ロシア軍が完全制圧を目指す南東部マリウポリの市当局は、同市で抗戦を続けるウクライナ部隊の拠点となっている製鉄所について、1000人以上の民間人が地下のシェルターに避難していると明らかにした。
製鉄所にはロシア軍による激しい爆撃が行われているという。
南東部の要衝マリウポリでは、露軍が製鉄所内(アゾフスターリ製鉄所)に立てこもるウクライナ戦闘員に対し、
17日午後1時までの投降を求めたが、ウクライナ側は拒絶し、徹底抗戦の姿勢を強めている。
製鉄所内には子供を含む市民ら約1000人が避難しており、ロシア側が大規模攻撃を開始した場合、多数の民間人犠牲者が出る恐れがある。
ウクライナ側はロシア側に人道回廊の設置を求めているが実現していない。
ウクライナ側はマリウポリの部隊が壊滅した場合、停戦交渉の継続が困難になるとの見方を示している。
マリウポリの民間人の運命は?
マリウポリの大半はすでにロシア軍に占拠され、港湾部にあるアゾフスターリ金属コンビナートでウクライナ兵が抵抗を続けているとみられている。
市当局によると、子どもを含めた1千人以上が、工場内に身を隠しているという。
ロシア側は17日昼までの投降を求めたが、ウクライナ側はこれを無視。ロシア軍は18日も激しい攻撃を加えている模様だ。
露国防省は市内臨海部の工業地帯にあるアゾフスターリ製鉄所に立てこもるウクライナ戦闘員に対し17日午後1時(日本時間同日午後7時)までの投降を要求。
しかし、ウクライナ側がこれを拒否したため、部隊を壊滅させると警告した。
マリウポリから西部リビウに避難した男性(30)は共同通信の取材に対し、父母らが残るマリウポリで住民に対し親ロシア的かどうかの「選別」が始まったと語った。
「親ロシアの姿勢を示せば避難が許されるが、避難ルートはないに等しい。反露的な言動をすればどうなるか分からない」と答えた。
まとめ
「子どもを含めた1千人以上が、工場内に身を隠している」
ことが本当であれば、由々しき事態が予想され、国際社会の休演が待たれます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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