新型コロナの後遺症の治療法がいまだ確率されていないなか、大学の研究グループが後遺症の治療に期待できる薬を新たに発見しました
既存の薬がコロナの後遺症治療に効果が期待できることを東京慈恵会医科大学の研究グループが発表したのです。
その薬というのが認知症の治療薬として使われている「ドネペジル」です。
ここでは、「ドネペジルとは?」「コロナの後遺症治療薬の副作用と今後の臨床試験調査」
に迫ってみました。
ドネペジルとは?
アリセプト(ドネペジル)はアルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症の症状進行を抑制する薬であり、エーザイ株式会社より開発され「アリセプト」の製品名で販売されています。
認知症治療薬の中でも古くから使用されており、国内外とも大きなシェアを占めています。
ドネペジルの副作用は?
ドネペジルの主な副作用は、吐き気やおう吐、下痢などの消化器症状で、脈拍が遅くなることもあります。
薬の使い始めや増量後などにイライラしたり、興奮したり、攻撃的になる場合もあります。
副作用が現れた場合は、早急に医師に相談します。
イライラや興奮には、気持ちを穏やかにする効果のあるメマンチンの併用などに替えて対応します。
今後の予定は?
「ドネペジル」は、すでに使用されている薬のため、安全性について改めて治験を行う必要がありません。
そのため、今年秋から人に対してどのような効き目があるのか臨床試験が行われる予定で「ドネペジル」による後遺症治療について、実用化を目指したいとしています。
近藤教授は「非常に近い仕組みだと判明したため、コロナ後遺症の治療薬として効果があることが分かれば、うつ病の新たな治療薬の開発にもつながると考えている」としています。
まとめ
「ドネペジル」は、アルツハイマー型認知症による症状の進行を 遅らせるお薬です。
すでに使用されている薬のため、安全性について改めて治験を行う必要がありません。
しかし、吐き気やおう吐などの副作用もあり、今後の臨床試験の結果を期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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