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東京都内の公立小学校でおよそ2年3ヶ月ぶりとなる、インフルエンザによる学級閉鎖がありました。

コロナが流行する前の2018-19年には、インフルエンザによる学級閉鎖は7000件を超えていましたが、コロナ渦になってからは学級閉鎖はほとんどありませんでした。

新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは、どちらも飛沫感染する呼吸器感染症の病原体で、パンデミックを起こすことが知られています。

WHO(世界保健機関)のテドロス局長は「今冬は新型コロナウイルスと インフルエンザウイルスの同時流行、ツインデミックが危惧される」との 見解を発表されました。

ここでは、「ツインデミックとは?」「インフルエンザワクチンは?」「同時接種の安全性は?」

に迫ってみました。

ツインデミックとは?

コロナウイルスとインフルエンザウイルスの両方がパンデミックになってしまう事のようです。

北半球ではこれからインフルエンザの本番となりますが「インフルエンザの流行」と「新型コロナ(COVID-19)の流行」が同時に起こることを指して使われるようになった造語です。

現在の世界は新型コロナウイルスによるパンデミック(世界規模の大流行)の 脅威にさらされています。

英語では次のように 定義されています。an epidemic or pandemic of two separate diseases occurring at the same time. 個体レベルでは、重複感染、混合感染になりま すが、ツインデミック流行のグラフが近接してピークを示すイメージです。

インフルエンザワクチンは?

インフルエンザのワクチンは通常、4価ワクチンで、不活化されたインフルエンザA型の2種類(H1N1とH3N2)、B型の2種類(ビクトリア系統と山形系統)の4種類の株が含まれている。

世界各国の調査機関は、報告された症例の遺伝子情報に基づいて、流行している株の種類を調査している。

このデータを用いて、翌年の接種に使用する株が選択される。

だが昨年は流行が非常に小規模だったために収集できたサンプルが少なく、この冬に流行する株の特定は例年より難しくなっている。

今年のワクチンは、昨年のワクチンから2種類が変更された。専門家たちは、株の選択が的確であることを願っている。

また、前向きな展開もある。継続した調査の結果、B型の山形系統が2020~21年の流行期に絶滅した可能性があることがわかった。

特定のウイルスが絶滅する理由はまだわかっていないが、専門家たちは複数の仮説を立てている。

「インフルエンザウイルスには4つの型があり、通常は1つの流行期に1つだけが優勢になります」とウェビー氏は説明する。

「私たちがマスクを着用したりソーシャルディスタンスを保ったりしてウイルスの活動が低下している間は、感染先を見つけるのが困難になり、絶滅するのかもしれません」

ワクチン同時接種の安全性は?

感染予防対策では、もうひとつ吉報が届いている。査読前の医学論文を投稿するサイト「Preprints with The Lancet」に9月30日付けで公開された論文によれば、

英国での臨床試験(治験)の結果、ファイザー製またはアストラゼネカ製の新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種の安全性が確認されたという。

この治験には、1回目の新型コロナワクチンの接種を終えた679人が参加した。2回目接種を実施する際に、参加者の半数がインフルエンザワクチンの接種を、残りの半数はプラセボ(偽薬)の接種を同時に受けた。

副反応は、2つのワクチンを同時接種しても増加せず、どちらのグループでも軽度から中度だった。

また、ワクチンの効果も低下しなかった。 インフルエンザワクチンを新型コロナワクチンの1回目と同時に接種しても問題ないと専門家は考えている。

また、12歳未満の子どもに対する新型コロナワクチン接種はまだ承認されていないが、生後6カ月を過ぎていれば、インフルエンザワクチン接種を受けることはできる。

2歳未満の幼児はインフルエンザウイルスにさらされたことがないので、特に感染しやすくなっている。

「インフルエンザワクチンの接種を受けてください。お子さんにも受けさせてください」と、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の伝染病専門医、モニカ・ガンディー氏は言う。

「去年、インフルエンザワクチンの接種を受けていないお子さんは、特に高いリスクがあります」

まとめ

インフル予防策としても、手洗いや屋内でのマスク着用などの継続は必須です。

特に2歳未満の小児や高齢者、基礎疾患がある人らは重症化予防のため、イ ンフルエンザのワクチン接種が強く推奨されます

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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